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作品賞は『バードマン』が受賞!主演俳優の実人生とシンクロする異色作

第87回アカデミー賞

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作品賞の栄冠は『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
作品賞の栄冠は『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 - Kevin Winter / Getty Images

 第87回アカデミー賞授賞式が現地時間の22日に行われ、最多9部門にノミネートされていた『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』が作品賞を受賞した。メガホンを取ったのは『バベル』などで知られるアレハンドロ・G・イニャリトゥで、同監督の作品が作品賞を受賞するのは初となる。

第87回アカデミー賞受賞作『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』フォトギャラリー

 本作は、かつてヒーロー映画で名を馳せ、今はすっかり落ちぶれた俳優が再起を懸けた舞台に苦戦し、現実と妄想のはざまで狂気に駆られていくさまを描いたブラックコメディー。主演は意外にも本作が主演男優賞初ノミネートとなった63歳のベテラン俳優マイケル・キートン。『バットマン』(1989)『バットマン リターンズ』(1992)の主役ブルース・ウェイン役でブレイクしながらも、以降低迷していた彼の実人生とシンクロするストーリーが話題を呼んだ。

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 作品賞にはほかに、同じく最多9部門ノミネートの『グランド・ブダペスト・ホテル』や『6才のボクが、大人になるまで。』『アメリカン・スナイパー』といった作品が並んだが、イニャリトゥ監督作が『バベル』(2006)に続く2度目の作品賞ノミネートで、見事初受賞を果たした。(編集部・石井百合子)

映画『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』は4月10日よりTOHOシネマズシャンテほか全国公開

第87回アカデミー賞授賞式は、2月23日(月)午前9時よりWOWOWプライムにて生中継中(夜9時よりリピート放送)

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