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ベン・ウィショー演じるゲイの青年と初老の中国人女性の交流描く感動作、5月日本公開

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映画『追憶と、踊りながら』ポスタービジュアル
映画『追憶と、踊りながら』ポスタービジュアル - (c) LILTING PRODUCTION LIMITED / DOMINIC BUCHANAN PRODUCTIONS / FILM LONDON 2014

 映画『007 スカイフォール』のQ役などで知られるベン・ウィショー演じるゲイの青年リチャードと、ロンドンの介護ホームで暮らす初老のカンボジア系中国人女性ジュン(チェン・ペイペイ)という言葉も文化も生き方も違う二人の交流を描いた感動作『Lilting』の邦題が『追憶と、踊りながら』に決まり、5月23日より日本公開されることがわかった。

 英語ができないジュンの唯一の楽しみは、息子カイ(アンドリュー・レオン)が面会に来る時間。ジュンは息子の“友人”リチャードが嫌いだが、一方のリチャードは彼女を気にかけ、ジュンが同じホームの英国人男性アラン(ピーター・ボウルズ)と交際できるよう言葉が通じない彼らのために通訳を雇うが……。愛する者を失った痛みと、それでも消えることのない記憶の輝きが優しく映し出される。

 メガホンを取ったのは、これが長編デビューとなるカンボジア出身でロンドンを拠点に活動するホン・カウ監督。自身の母への思いを重ね合わせた脚本と繊細な演出が評判を呼び、第68回英国アカデミー賞では英国新人賞にノミネートされた。また、2013年に同性愛者だとカミングアウトしたベンが見せる等身大のたたずまいは必見。併せて公開されたポスタービジュアルは、ベン、チェンをメインに、リチャードの恋人でありジュンの息子という本作のキーパーソンにふんした新人のアンドリューが浮かび上がる仕様になっている。(編集部・市川遥)

映画『追憶と、踊りながら』は5月23日より新宿武蔵野館ほか全国順次公開

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