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今井雅之、余命3日の闘病振り返る「大腸が腐って破裂寸前だった」

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「医者も俺が今生きているのが信じられないみたい」と語った今井雅之
「医者も俺が今生きているのが信じられないみたい」と語った今井雅之

 俳優の今井雅之が23日、ライフワークともいえる舞台「ザ・ウインズ・オブ・ゴッド Japan Tour 2015」の製作発表会見を都内で行った。今井は昨年腸の緊急手術をし、医師から「余命3日」と宣告を受けたことも話題になった。20キロやせたという今井は「大腸が腐って破裂寸前だった。医者は俺には『5月の舞台は大丈夫です』って言っていたけど、家族には『あと数日。もってもクリスマス』って言っていたんです。医者も俺が今生きているのが信じられないみたい」と振り返っていた。

【写真】20キロやせたという今井雅之…

 1988年の初演から、今年で27周年を迎える本舞台。売れない漫才コンビのアニキ(今井)とキンタ(井戸田潤)が、交通事故に遭ったショックで、現代から太平洋戦争末期の1945年にタイムスリップし、神風特攻隊員として零戦に乗り込むことになる。コメディー要素も交えつつ、時代に翻弄(ほんろう)される若者たちの姿を描き感動を呼んできた。

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 この日は、井戸田のほか、歴代のキンタ役を務めてきた陣内智則なだぎ武も応援に駆け付けた。体力や病気もあって、今井が「アニキ」役で主演するのは、今ツアーが最後になるという。陣内が「“最後最後サギ”で、また出てくるんでしょ?」と言うと、今井は「次はキンタ役で出ようかな」と返して爆笑に。そして、「かつての特攻隊の若者は『明日』と言われて出撃した。これは死ぬ話じゃなくて、一日一日を精いっぱい生きる話。27年間この舞台をやって、世界に紛争がない年は一度もなかった。戦後70年の年にぜひ観てほしい」と今井は力を込めた。

 また、週刊誌で五反田ホテルデートが報じられたばかりの井戸田は、今井から「いいときに五反田の方に行ってくれた。“五反田”とは付き合ってんの?」と問い詰められ、「いや、それはまあ」と言葉をにごしつつ「5月の舞台で発表します」と苦笑い。

 陣内が「“五反田・オブ・ゴッド”(のホテル)はいくら?」と突っ込むと、井戸田も「8,500円。何でそこまで言う? もう五反田は行きません」と笑いを誘っていた。会見にはハリウッドでキャスティングディレクターとして活躍し、本舞台の演出を担当する奈良橋陽子も出席した。(取材・岸田智)

舞台「ザ・ウインズ・オブ・ゴッド Japan Tour 2015」は5月1日より上演予定

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