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『アリスのままで』監督が心肺停止から奇跡の意識回復!

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左から時計回りに、『アリスのままで』助演のクリステン・スチュワート、共同監督のワッシュ・ウェストモアランド、主演のジュリアン・ムーア、共同監督のリチャード・グラツァー
左から時計回りに、『アリスのままで』助演のクリステン・スチュワート、共同監督のワッシュ・ウェストモアランド、主演のジュリアン・ムーア、共同監督のリチャード・グラツァー - Alberto E. Rodriguez / Getty Images for AFI / Getty Images

 今年のアカデミー賞で主演女優賞にノミネートされているジュリアン・ムーアが出演している新作『アリスのままで』の共同監督リチャード・グラツァーが、重度の呼吸不全で入院していることがYahoo Movieによって明らかになった。

リチャード・グラツァーとワッシュ・ウェストモアランドが描く人間ドラマ『アリスのままで』フォトギャラリー

 同作をリチャードと共に手掛け、私生活でもパートナーでもあるワッシュ・ウェストモアランドが、リチャードが重度の呼吸困難から病院に担ぎ込まれ、数回のCPRの効果もなく一度は心肺停止したものの、すぐに鎮静状態のまま24時間もリチャードの体の冷却を施すと、リチャードの意識が回復し、目が覚めたことをFacebookで明かしている。さらに彼は、現在リチャードとは目の動きでコミュニケーションを図っていて、アカデミー賞授賞式は病院で鑑賞することも報告している。

 リチャードは2011年にALS(筋萎縮性側索硬化症)と診断されたが、同作をワッシュとのコンビで見事に手掛けた。彼には、生きてアカデミー賞を鑑賞してほしいものだ。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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