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ディズニー作品の秘密はターゲットを絞らないこと!新作アニメの監督が明かす

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ドン・ホール&クリス・ウィリアムズ監督
ドン・ホール&クリス・ウィリアムズ監督 - (C) 2014 Disney. All Rights Reserved.

 ディズニー新作映画『ベイマックス』のドン・ホールクリス・ウィリアムズ監督が、「毎回皆さんで楽しんでいただける作品にしたいと思っています。ある特定の層をターゲットにしているわけではなんです。『アナと雪の女王』やこれまでのディズニー作品のようにね」とディズニー作品を作る心構えを明かした。

映画『ベイマックス』フォトギャラリー

 「不思議なことにターゲットについて質問されることが多い」と前置きした監督たち。本作がマーベルコミックスの「BIG HERO 6」を基にしていることからも、「今回やろうと思えば容易に男の子向けの作品にもできた」と語り、そうしなかった理由について「作り手として皆さんに楽しんでいただくことが一番だと思っているからです。一つのタイプに特化するのではなく、豊かな作品にしたいのです。小さな子供たちが気付かない、大人は気付くことができる細かい部分などにも気を配っています」と説明する。

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 今回、東京とサンフランシスコを融合した架空都市サンフランソウキョウを舞台としている同作。そのリサーチのため監督たちは2011年11月に横浜と東京を中心に13日間滞在し、その1年半後、プロダクションデザイナーやアートディレクターたちが追加で1週間ほど京都や神戸などを巡り、日本観を練り上げたという。リサーチの時を振り返り、監督たちは何よりも日本人の礼儀正しさや親切さ、日本の文化自体に感銘を受けたと話す。

 その滞在中に出会った神社の鈴こそが、主人公ヒロと共に冒険を繰り広げるケアロボット・ベイマックスの顔のモデルになっていることも知られているが、ベイマックスの白くてふわふわしたボディーの起源は、米カーネギーメロン大学のソフトロボット学にあるという。「今までにない独特で魅力的なロボットを作ろうとしていたときに、ビニール製の柔らかくてつぶれるロボットを見て、これこそ求めているものだと思ったよ。ロボットを抱き締めたくなった」。

 続けて劇中でベイマックスを作った主人公ヒロの兄タダシについて触れ、「とても大人で知性あふれる人物だ。そんないい人が作るロボットは、きっと人を助けるケアロボットだと思ったんだ」とコメント。充電切れのときに見せる酔っぱらったようなキュートなしぐさについては、「普遍的で世界共通の酔っぱらうという行為を、長年研究した結果だね(笑)。バーで、酔っぱらっている人々を研究したよ」と笑いながら述べていた。(編集部・井本早紀)

映画『ベイマックス』は公開中

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