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海老蔵、主演映画の公開中止を三池監督に要望!?

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「オレのドキュメンタリーじゃないよぉ~」-三池崇史監督、柴咲コウ、市川海老蔵、中西美帆、根岸李衣(左から)
「オレのドキュメンタリーじゃないよぉ~」-三池崇史監督、柴咲コウ、市川海老蔵、中西美帆、根岸李衣(左から)

 ジャパニーズ・ホラーの原点ともいえる「東海道四谷怪談」のストーリーを現代によみがえらせた映画『喰女-クイメ-』の完成披露舞台あいさつが20日、東京・丸の内TOEIにて行われ、主演の市川海老蔵と共演の柴咲コウ中西美帆根岸李衣、監督の三池崇史が出席。劇場の入口前にそろって打ち水を行い、上映前に場を清めると共に本作のヒットを祈願した。

豪快にまきすぎて水がかかっちゃいました…映画『喰女-クイメ-』完成披露試写フォトギャラリー

 昨日、自身のブログで自宅車庫に車が突っ込んできたことを明かしていた海老蔵は、打ち水をするにあたり「周りでいろいろなことが起こっているみたいで、ちょっとゾッとしました。家には車が突っ込むし、根岸さんは(お岩と同じ)右の目の上をぶつけたそうです」と話し、丁寧に打ち水を繰り返していた。また、三池監督は「(観客の)皆さんが、見終わってから後悔しないように願っています」とコメントした。

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喰女
浮気する主人公は自分とは違うことを強調する海老蔵

 劇場内での舞台あいさつでは、まず「女性を怖いと思った体験は?」というテーマでトークを展開。柴咲が「わたしも(本作で演じた)『美雪』とは別タイプの爆発型で、言いたいことがなかなか言えないから、数日後にためて爆発したりする」と言うと、海老蔵は「男の側からすると、箸を落としただけでいきなり爆発されたりすると、何に対して怒られているのかがわからなくて怖い。女性って、ためてためて、半年くらい前のことでバチンとくるから」と実体験に基づくかのような話を披露して、場内は爆笑となった。

 また、自らの浮気がきっかけで悪夢を招いてしまう主人公・浩介の役柄に関連した話題では、「女性は100%、(僕の演じた)浩介を否定するけれど、男性はちょっとわかるなと思うところが、男女の違いかも」と海老蔵が話すと、「浮気心が全くない男なんてダメでしょう。浮気は男の甲斐性じゃなくて、性(さが)だよ」と三池監督が応じる。すると、海老蔵はちょっと慌てて「でも僕は“浩介派”ではない。どっちかといえば、純愛が強すぎて怖くなっちゃう“美雪派”」とフォロー。さらに海老蔵は「どうも浩介が、僕そのものと思われているらしくて、これはドキュメンタリーではないんです。23日の映画公開、ちょっと考え直しましょうか、監督」と自分のイメージを逆手に取ったジョークを交え、会場の笑いを誘っていた。(取材・岸田智)

映画『喰女-クイメ-』は8月23日より全国公開

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