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行定勲監督と坂本あゆみ監督、自分たちのルーツとなった映画を語る!

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自分たちのルーツとなる映画を語った行定勲監督(左)と坂本あゆみ監督
自分たちのルーツとなる映画を語った行定勲監督(左)と坂本あゆみ監督

 17日、第64回ベルリン国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞した映画『FORMA-フォルマ-』公開を記念したトークショーが、ユーロスペースにて行われ、本作のメガホンをとった坂本あゆみ監督と、坂本監督と同じ熊本出身の行定勲監督が出席。夏休みに観てもらいたい大好きな映画を熱く語った。

行定勲監督と坂本あゆみ監督、自分たちのルーツとなった 画像ギャラリー

 同郷ということで実現した二人の監督のトークショー。行定監督は「監督ってエゴイストだから、自分の思いを届けようとしすぎることがあるんだけれど、そういうものが全くない。映画の本質に挑戦しようとしている。長編デビュー作からこういうことをやってやろうと意識して作るのはすごいこと」と作品に対して賞賛を送った。

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 行定監督の評価に「ありがとうございます」と坂本監督は笑顔を見せると、オーストリアの映画監督ミヒャエル・ハネケに大きな影響を受けていることを明かす。さらに「ずっと先にいる方で偉そうな言い方になってしまいますが、インタビュー等を見ていると、まったく一緒だと感じることが多いんです」と作品へのシンパシーを語った。

 そんな二人が推奨する、夏休みに観てもらいたい映画は『台風クラブ』(行定監督)、『永遠と一日』(坂本監督)だと言う。行定監督は「相米慎二監督作品ですが、初めて観た時に『やられた!』って思いました。いまだにやられていて年間1回は観ます。清くてあそこに戻りたいって思います。不謹慎ですが、台風が来た時のザワザワ感って日本人にはあると思うんですよね」と理由を説明。

 一方の坂本監督は「テオ・アンゲロプロス監督作品で、パルムドールも受賞している作品なのですが、観た時の衝撃はすごかったです。これはわたしの映画、誰にも渡したくないって思いました(笑)」と高校を卒業後に出会った『永遠と一日』への感想を語っていた。

 また行定監督がスーパーアドバイザーを務め、10月11日・12日に熊本県菊池市で行われる「菊池国際交流映画祭」で『FORMA-フォルマ-』の上映と、坂本監督が来場することも発表された。行定監督は「俳優の高良健吾君もゲストとして来てくれますし、色々な催しもあります。映画祭っていい映画を観客に知らせる接着剤の役割を担っていると思うんです」と熱い思い吐露していた。(磯部正和)

映画『FORMA-フォルマ-』はユーロスペースにて公開中。全国順次公開

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