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アンジェラ・アキの名曲がモチーフ!新垣結衣主演で「くちびるに歌を」映画化

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新垣結衣主演で「くちびるに歌を」映画化
新垣結衣主演で「くちびるに歌を」映画化 - (C) 2015『くちびるに歌を』製作委員会 (C) 2011 中田永一/小学館

 アンジェラ・アキの名曲「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」をモチーフにしたベストセラー小説「くちびるに歌を」(小学館刊)が新垣結衣主演で映画化されることが明らかになった。メガホンを取るのは、映画『ソラニン』『陽だまりの彼女』などで知られ、今年も『ホットロード』『アオハライド』と話題作が控える三木孝浩監督。

 ペンネーム・乙一としても活躍する中田永一による同作は、2008年にNHK全国学校音楽コンクール課題曲となった「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」の作者、アンジェラ・アキが全国の中学生に会いに行き、直接対話する姿を映したテレビドキュメンタリーを基に書き下ろされた作品。2011年に出版されるや、読者や書店員から熱烈な支持を受け、第61回小学館児童出版文化賞を受賞。現在、モリタイシによるコミカライズ版が少年誌「ゲッサン」で連載されている。

 新垣が演じるのは、中学の同級生だった音楽教師・ハルコの代わりとして故郷の長崎県・五島で臨時教師を務めることになる天才ピアニストの主人公・柏木先生。彼女が指導する合唱部員の生徒には、オーディションで選ばれた恒松祐里下田翔大葵わかなら若手キャストが集結。そのほか、柏木の親友で彼女を教師として呼び戻す産休間近の教師・ハルコに木村文乃、柏木に思いを寄せる同僚・塚本に桐谷健太、合唱部員サトルの兄にロックバンド・黒猫チェルシーのボーカル・渡辺大知がふんする。

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 ピアノの猛練習に励み、撮影に臨むという新垣は、「今まではわたしが生徒として先生や先輩方に見守られる役だったのが、今回初めての先生側ということで、そんな年齢になったんだなぁということを改めて実感しています」としみじみ。「ただ実際は、自分がイメージしていたよりもずっと中身は子供で、どんなに年齢を重ねようがその時その時で困難にぶつかることはあって、そんな心境や状況は柏木ユリやアンジェラ・アキさんの『手紙 ~拝啓 十五の君へ~』という曲の歌詞にとてもリンクするなと思います」と自身を重ね合わせているようだ。

 また、アメリカの音楽大学に留学するため、今秋をもって日本での音楽活動を無期限停止することを発表しているアンジェラ・アキは、映画化決定に「大変光栄な気持ちでいっぱいです。6年前、(五島列島の)若松島に降り立った日のことを鮮明に思い出しました。その長崎・五島列島の美しい風景や、そこに暮らす大らかであたたかい人たちの姿が、映画になって心からうれしく思います」と喜びのコメントを寄せている。(編集部・中山雄一朗)

映画『くちびるに歌を』は2015年2月全国公開

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