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宮崎駿監督、引退後初仕事!ジブリ美術館「クルミわり人形」展の見どころはココ!

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宮崎駿監督が描き下ろしたパネルもたくさん! - 企画展示「クルミわり人形とネズミの王さま展」
宮崎駿監督が描き下ろしたパネルもたくさん! - 企画展示「クルミわり人形とネズミの王さま展」 - (C)Nibariki(C)Museo d'Arte Ghibli(C)Studio Ghibli

 映画『風立ちぬ』をもって長編映画制作からの引退を表明した宮崎駿監督の、引退後初仕事となる「三鷹の森ジブリ美術館」(日時指定の予約制)の新企画展示「クルミわり人形とネズミの王さま展」が31日より始まった。宮崎監督が5か月という制作期間を費やして企画から監修まで行ったという、並々ならぬ思いが詰まった企画展示だ。

新企画展示「クルミわり人形とネズミの王さま展」フォトギャラリー

 そもそもこの企画の出発点は、『風立ちぬ』の製作中でぼろぼろになっていた宮崎監督が、イギリスのイラストレーター、アリソン・ジェイさんが手掛けた絵本「くるみわりにんぎょう」(徳間書店)に出会って気に入り、小さな女の子たちを惹(ひ)きつけるこの物語の魅力は何なのだろう? と興味を引かれたこと。宮崎監督は原作であるE・T・A・ホフマンの児童書「クルミわりとネズミの王さま」(岩波書店)の物語の構造やそこに込められた思いをさまざまな角度から読み解き、自ら描き下ろした展示パネルで紹介している。

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 本展示の大きな見どころとなっているのが、宮崎監督が10数枚にわたって手掛けたその展示パネルの数々。「クルミわり人形」の世界が宮崎監督らしい美しくディテールまで趣向を凝らしたイラストで展開されているほか、宮崎監督が「クルミわり人形」を読み解いた結果、そして“正直な感想”が漫画ふうに描かれており、原作に親しみのある人もない人も、ホフマンのメルヘンの世界にどっぷり浸ることができる。

 また、三鷹の森ジブリ美術館の中島清文館長が「宮崎監督が一番楽しんでほしいと思っている」と明かしたのは、展示室に入って中央に位置する「ガシャガシャ劇場」だ。真夜中の居間で起こる、「ネズミの王様率いるネズミの軍隊」と「クルミわり人形率いるおもちゃの兵隊軍」の戦いのシーンを再現。小さな子供の身長に合わせて下の方に付けられたハンドルを回すと、クルミわり人形やネズミの軍隊が動き出す迫力の仕掛けとなっている。

 このほか、今回の企画のきっかけとなったアリソンさんの絵本を拡大・複製して展示し、アリソンさんの絵本の中でも宮崎監督お気に入りの“お菓子の国”の場面は立体造形物で再現。実際のイラストと共に巨大なケーキやゼリー、クッキーでできたイスが飾られている。さらに、現在販売されているクルミわり人形は「人形」として作られていて実際にクルミを割ろうとすると壊れてしまうため、三鷹の森ジブリ美術館はクルミわり人形を独自に制作。実際にクルミを割ってみる「クルミを割ってみよう」コーナー(注:小学生以下の子供が対象)も設置されており、大人も子供も楽しめる充実の内容となっている。(編集部・市川遥)

三鷹の森ジブリ美術館の入場は日時指定の予約制
毎月10日(土・日・祝の場合は翌平日)より、翌1か月分を全国のローソンにて販売。ウェブ、モバイル、店頭Loppiにて予約、ローソン店頭で引き換え。
企画展示「クルミわり人形とネズミの王さま展」は2015年5月まで開催予定

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