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ヒュー・ジャックマン、まさか7回もウルヴァリンを演じるとは思わなかった

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ヒュー・ジャックマン
ヒュー・ジャックマン - クレジット:Retna/amanaimages

 人気シリーズの最新作『X-MEN:フューチャー&パスト』は過去と未来を舞台に、地球滅亡の危機を回避するため、ミュータントたちが壮大な戦いを繰り広げるという超大作。オリジナル3部作と『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』の新旧豪華キャストが勢ぞろいしているのが話題になっている。ウルヴァリン役のヒュー・ジャックマンと、前作に続いて若きプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアを演じたジェームズ・マカヴォイが、新作について語った。

映画『X-MEN:フューチャー&パスト』フォトギャラリー

 「まさか7回もウルヴァリンを演じることになるなんて、夢にも思わなかったよ。撮影現場は、まるで同窓会みたいだった。毎日、僕のラッキースターである爪と髪を見て、本当にありがたく感じている」とほほ笑むヒュー。今作の監督はシリーズ1、2作目を監督し、彼をスターにしたブライアン・シンガー。それだけにヒューは「今の僕があるのはブライアンのおかげだ。14年たった今、彼とまた一緒に仕事をできるのはとてもうれしいよ。彼は、このX-MENのユニバースを作っただけじゃなくて、コミックブックジャンル全体に火を付けた人として、間違いなくアイコン的存在だよ」と長年の友人を絶賛する。

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 今作でウルヴァリンはタイムトラベルすることになる。「マインド(魂)を自分自身の若い体に送ることができるという今作のコンセプトは素晴らしいよ。未来の英知を持ち、その人間がどういう人になっていくかを知って、過去に戻れるというのがね」とヒュー。

 そして、過去に戻ったウルヴァリンが対峙(たいじ)するのが、チャールズだ。「今作におけるチャールズのキャラクター描写は、オリジナル3部作とも、前作とも全く違う。彼は混乱していて、ひどい状態にある。彼は誰かの心を読んで苦痛を感じると、感情移入して、自分自身の苦痛を思い出す。だから彼は、自分の知性や人格をまひさせてしまったんだ」とジェームズは説明する。

 「今作はオリジナル3部作により近づいたように感じるよ。同じユニバースに対する二つの違うアプローチが一緒になったもので、オリジナル3部作の美学やトーンを踏襲している。これら二つのトーンが、お互いうまく補足し合っていればいいなと思うよ」と語るジェームズは、1970年代の服装がよく似合っていた。

 ヒューが「『X-MEN』がいつも素晴らしいのは、全てがハッピーエンディングで平和、愛、理解、というんじゃないこと」と話していたが、今作の展開が一体どうなるのか、期待が高まる。(取材・文:吉川優子)

映画『X-MEN:フューチャー&パスト』は全国公開中

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