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シュワちゃん、年を取るなんて最悪と断言!でも引退するつもりは全くナシ!

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シュワちゃんの勇姿を再びスクリーンで!
シュワちゃんの勇姿を再びスクリーンで! - (C) 2012 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

 カリフォルニア州知事を約7年務め、俳優業から遠ざかっていたアーノルド・シュワルツェネッガーが、ハリウッドに帰ってきた。10年ぶりの主演作『ラストスタンド』で演じたのは、田舎町に住む初老の保安官。凶悪な脱獄犯がその町を通過してメキシコに逃げようとしていることを知り、部下や住民と一緒に最後のとりでを死守するため、保安官が立ち上がるアクション大作だ。

映画『ラストスタンド』写真ギャラリー

 数多くの出演依頼があったに違いないが、今作を復帰作に選んだのは、「銃撃戦やカーチェイスなど、シュワルツェネッガー・アクション映画に必要だと思える要素が全てあったから。それに、こういう心に傷を持った男というのは、これまで僕が演じたことがない役だしね」と語るシュワルツェネッガー。

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 65歳という年齢で、今作の中の激しいアクションシーンを難なくこなすさまはさすが。「毎日、ウエイトとかカーディオトレーニング(有酸素運動)、自転車、スイミング、冬にはスキーといろんなことをやる。そういったことに僕はすごくアクティブだ。だから、こういう役をやるとき、映画のためにトレーニングを始めないといけないってことはないんだよ」

 劇中では、シュワルツェネッガー演じる保安官が、自分が年を取ったことをギャグにする場面が笑いを誘う。本人は年を取ったことについて、「年を取るのは最悪だよ。良いことなんてないと思うな」と笑顔で意外な答え。「まあ、もっと賢くなるし、10年前よりも今の方が演技がうまくなったと思うよ。州知事として経験したことのおかげだ。でも、それ以外のことでは、年を取ることには何の利点もないよ。心では30歳になりたいと思っているけど、体はそれについていけない。いろんなことをやるのが大変になるんだ。最後にやった『ターミネーター3』から10年たったから、もちろんいろんなことが変わったよ」

 とはいうものの、映画のほか、シュワルツェネッガー・インスティテュート(南カリフォルニア大学の政策研究機関)やアーノルド・クラシック(ボディービル大会)、フィットネス・エキスポなど、楽しんで多くのことを手掛けているという彼は、「引退するという考え自体、理解できない」と言う。州知事を辞めてからすでに複数の映画に出演し、『コナン・ザ・グレート』や『ツインズ』、『ターミネーター』続編の話も出ている「ハリウッドスター」シュワルツェネッガーの活躍は、とどまるところを知らない。(取材・文:吉川優子)

映画『ラストスタンド』は全国公開中

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