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「ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア」のデヴィッド・チェイスが60年代のバンド映画を製作!スティーヴン・ヴァン・ザントと共に明かす!

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(左から)ジェームズ・ガンドルフィーニ、ベラ・ヒースコート、デヴィッド・チェイス、ジョン・マガロ、ジャック・ヒューストン
(左から)ジェームズ・ガンドルフィーニ、ベラ・ヒースコート、デヴィッド・チェイス、ジョン・マガロ、ジャック・ヒューストン

 人気テレビドラマ「ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア」のクリエイター、デヴィッド・チェイスが、自身の長編監督デビュー作『ノット・フェイド・アウェイ(原題) / Not Fade Away』について、ジェームズ・ガンドルフィーニジョン・マガロベラ・ヒースコートジャック・ヒューストン、製作者マーク・ジョンソン、音楽担当スティーヴン・ヴァン・サントと共に語った。

 同作は、1960年代のニュージャージー州の郊外に住む若者ダグラス(ジョン・マガロ)が、バンドデビューを夢見て仲間たちと演奏し始めていくという青春群像劇。ブルース・スプリングスティーンと共に活動するスティーヴン・ヴァン・ザントが音楽を監修し、全編にはローリング・ストーンズ、ヴァン・モリソンセックス・ピストルズなどの楽曲が含まれている。

 人気テレビ番組から映画製作に挑戦したデヴィッド監督は「実は、僕は映画界に入りたいとずっと思っていて、これまで誰にも言ったことがなかったが、決して(最初から)テレビ界に入りたいとは思っていなかった。だがHBOで『ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア』が成功して、人生を謳歌することができた」と告白した後、さらに製作経緯については「僕はこの60年代の音楽が好きで、『ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア」でも、映像に合わせて曲を選考するのが一番好きだった。だからこの映画の製作は、そんな楽しみを延長させる良い機会だった」と明かした。

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 ダグラスの父親役のジェームズ・ガンドルフィーニは60年代について「僕は司会者ディーン・マーティンが自身の番組(ディーン・マーティン・ショー)で、出演したローリング・ストーンズをジョークでからかっていたのを覚えている。彼らの4か月前にこの番組で演奏したビートルズと共に、僕にとってはこの2大バンドが当時60年代で一番重要な出来事だった。当時のビートルズはすでに5、6年活動し、アメリカでの演奏も上手くて、ハーモニーが完璧だった。だから、僕らはむしろ、髪の毛ボサボサで、調和の取れていないローリング・ストーンズの方が入り込みやすかったよ(笑)」と当時を振り返った。

 俳優たちに音楽指導したスティーヴン・ヴァン・サントは「彼らは僕のスタジオで3か月間、週7日、毎日約5、6時間くらい練習していた。彼ら全員が短期間で演奏できるようになったよ。ただ、一番懸念していたのはジョン・マガロの歌唱力だ。なぜなら、これまで俳優が歌手を演じた映画は、僕の観点では、上手く歌っているとは思えない俳優や、歌っているフリをしている俳優ばかりだった。もし俳優のバンド演奏と歌のどちらかが下手だったら、映画すべてが台無しになってしまう。でも彼らは見事に歌って演奏し、映画自体が真実味のある作品になったよ」と満足げに答えた。

 最後にデヴィッド監督は、60年代のヒット曲200作から約10分の1の楽曲を使用したことを明かした。映画は60年代の雰囲気に入り込んだような感覚にさせてくれる。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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