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「シルク・ドゥ・ソレイユ」入団テストは7時間!身長150センチのヒロインが明かす!

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「シルク・ドゥ・ソレイユ」の裏側を語ったエリカ・リンツ
「シルク・ドゥ・ソレイユ」の裏側を語ったエリカ・リンツ

 映画『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』でヒロインを務めたエリカ・リンツが、世界的なサーカス集団シルク・ドゥ・ソレイユの裏側から製作総指揮を務めたジェームズ・キャメロンの印象まで語った。

映画『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』写真ギャラリー

 エリカが本作で演じるのは、サーカスで出会った空中曲芸師の青年を捜してシルクの七つのショーから成る不思議な世界に迷い込んだヒロイン・ミア。身長150センチほどの小柄なエリカが、再会を果たした青年と共にストラップを使った空中バレエを繰り広げるラストシーンは圧巻だ。キャメロンは同シーンが本作で一番好きだと明かしているが、エリカ自身も「わたしも最後のシーンが好き。空中でのアクトはわたしが世界で一番好きなことで、何年もかけてトレーニングしてきたものだから」と語る。

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 エリカはシルクで過ごした10年間のうち、6年間を劇中で披露した空中バレエを専門としてきた。3歳の頃から体操をやっていたとはいえ、ストラップ競技の経験はなかったエリカだが「でも子どもの頃、木に結び付けたロープで遊ぶのが得意だったからこれもできると思ったわ」と見習いで入ったときのことを楽しそうに振り返る。ロープで宙を舞うとすごく自由な気分になるといい「わたしはとても小柄だから、上から人を見下ろすっていうのはいつでも面白いの。地上じゃ無理だからね!」といたずらっぽく笑う。

 さらに7時間にも及んだという自身の入団テストに触れ「例えばロープを登れと指示されて上まで登ったら『ジョークを言って!』とか『歌を歌って!』と言われたりするの。たぶん面食らうと思うわ」とかなりユニークなものであったことを明かしたエリカ。シルクはそうした数々のテストを通して「アスリートであるだけでなくアーティストであるかどうか、人間的な“勇敢さ”を持っているかを見ているのだと思うわ」と分析する。

 また、実際のキャメロンは「偉ぶらず、とても普通でフレンドリーな人だから大好き」とのこと。仕事に入るとパフォーマーだけでなく全てのスタッフにベストを要求する厳しい面も持つというが「だけど誰よりもハードに働くのは彼自身なの。毎日誰よりも早く現場に来て、最後に帰ったわ。椅子を動かす必要やケーブルを引っ張る必要があれば、最初に走っていってやっていたわ。だから誰も彼に文句を言う人はいないのよ」とキャメロンの仕事に取り組む姿勢に感銘を受けた様子だった。(編集部・市川遥)

映画『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』は11月9日よりTOHOシネマズ 有楽座ほかにて全国公開

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