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「ドラゴンボール」悟空役の野沢雅子、人肉を食べるダークヒーロー、アシュラ役に迷いナシ!

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林原めぐみと野沢雅子(左より)
林原めぐみと野沢雅子(左より)

 6日、新宿バルト9で映画『アシュラ』先行プレミア上映会が行われ、野沢雅子林原めぐみ平田広明島田敏、主題歌を担当する小南泰葉さとうけいいち監督が来場した。

林原めぐみ、野沢雅子登場!映画『アシュラ』プレミア写真ギャラリー

 1970年に発表されたジョージ秋山による伝説のコミックをアニメ映画化した本作。15世紀中期、相次ぐ天災や戦などで荒野と化した京都を舞台に、貧困にあえぐ人々が人肉を口にする描写が問題化。第1話が掲載された「週刊少年マガジン」の回収騒動が起き、有害指定図書に指定されるなど、糾弾され続けた問題作である。

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 そんな映像化不可能と呼ばれた作品がまさかの映画化となったわけだが、「ドラゴンボールZ」はじめ数々の代表作を持つ野沢をして「今までわたしがやってきた少年たちとはまったく違うタイプですが、この少年に出会えて最高に幸せです。いろいろな役をやってきましたが、声優をやっていて良かったと思いました」と感無量の表情。オファーされた際には、発禁処分を受けた作品であることを知らなかったというが、「雅子さん、いやだったらやめていいのよと言われたんです。でも子どもが人を食べるということはきっと単純な話ではない。何かがあるはずだと思って『やります!』と手を挙げたんです」と振り返る。

 アシュラと心を通わせる少女・若狭を演じる林原も「平成のこの時代に、よくこのような覚悟を持った作品が作られたなと思います。作り手の中からにじみ出てくるような濃いもの。世の中はぼちぼち本気のものをほしがっているんじゃないかと思うんです。この作品は観てすぐに忘れるものではなくて、ずっと残るものだと思う。そんな覚悟のある作品に参加できたことを光栄に思いました」と誇りに満ちた表情だ。

 本作のキャッチコピーには「眼を、そむけるな」とある。野沢は「本当にその通り。(本作について)お話をしていると、シーンが思い浮かんで涙がこぼれそうになるんです」と涙をこらえつつ、「ワンカットも無駄がない映画。生きることのすばらしさ、全てが詰まっています。赤ちゃんも含めて全員(全世代)の方に観ていただきたい」と切々と訴えかけた。(取材・文:壬生智裕)

映画『アシュラ』は9月29日より全国公開

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