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震災直後の石巻の実話をドラマ化、手書きの壁新聞6枚に込められた思い

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宮城県石巻市の石巻日日新聞社前で撮影された写真 中村雅俊、戸田恵子
宮城県石巻市の石巻日日新聞社前で撮影された写真 中村雅俊、戸田恵子 - (C) 日本テレビ

 東日本大震災後、大津波の被害に遭った街に張り出された手書きの壁新聞を題材としたドキュメンタリードラマ「3.11その日、石巻で何が起きたのか~6枚の壁新聞」が製作され、3月6日に日本テレビ系で放送されることが明らかになった。被災地へ何度も足を運んでいる女優の戸田恵子をはじめ、中村雅俊らが壁新聞を手作りした「石巻日日新聞」の活動の思いを体現する。

 宮城県石巻市にある小さな新聞社「石巻日日新聞」は、震災後社屋が水没し、電気が使えない状況にありながらも、完全に外界と隔絶され情報不足で不安に陥る被災者のために、手書きで情報をまとめた壁新聞を発行。そこには、未来をたぐり寄せ、生き延びてほしいという思いや希望が込められており、本ドラマではそんな壁新聞を巡る6日間の物語が描かれている。

 石巻日日新聞の課長・平井を演じる戸田恵子は、「東北応援上映会~こどもアニメキャラバン~」などの活動を通して、被災地支援に尽力している女優の一人。そんな自分に今回のオファーがきたことについて「何らかの意味・意義があるのではないか」と感じたという戸田。本ドラマへの出演は「本当にありがたいという気持ち」と感激をあらわに。

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 また「自分たちも被災しながら、その翌日からは記者としてやるべき使命を果たしていく。その姿にとても共感しました」と語るのは、石巻日日新聞の社長で手書きの壁新聞を発案した近江を演じる中村雅俊。本ドラマを通して「皆さんに希望の光を届けられれば」と意気込みを明かした。そのほか、石巻日日新聞の部長に柄本明、記者にAKIRAEXILE)、渡部豪太袴田吉彦長嶋一茂らがふんする。

 現在は米ワシントンの報道博物館「ニュージアム」に展示されているフェルトペンで手書きされた壁新聞。震災からまもなく1年を迎えようとする中、「一人のテレビ人として一体どんなことが出来るだろうか」と総合プロデューサーが思案・企画した「3.11その日、石巻で何が起きたのか~6枚の壁新聞」は、未来へ向かっていくためのドラマに仕上がっている。(編集部・小松芙未)

「3.11その日、石巻で何が起きたのか~6枚の壁新聞」は3月6日21:00より日本テレビ系で放送

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