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映画『ヒューゴの不思議な発明』、最優秀3D実写映画賞受賞!

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スコセッシ監督ならぬ(?)ハートフルな物語に仕上がっています!
スコセッシ監督ならぬ(?)ハートフルな物語に仕上がっています! - (C) 2011 Paramount Pictures. All Rights Reserved

 第84回アカデミー賞で最多11部門ノミネートを果たした映画『ヒューゴの不思議な発明』が今月1日に行われたインターナショナル3Dソサエティーズ・3Dクリエイティブ・アーツ・アワードで最優秀3D実写映画賞を含む3賞を受賞した。

映画『ヒューゴの不思議な発明』フォトギャラリー

 同授賞式でスコセッシ監督は、本作を撮るにあたって多くの3D映画を観て、その作りを研究したことを告白。その中で最も気に入った作品には、アルフレッド・ヒッチコック監督の『ダイヤルMを廻せ!』を挙げた。『アバター』や『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』といった作品が選ばれるかと思いきや、実にスコセッシ監督らしいチョイスだ。

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 サスペンスの名作と評されることも多い『ダイヤルMを廻せ!』が1954年の製作当時としては画期的なことに、3D映画として制作されたことはあまり知られていない。それは当時、3D映画の上映環境が限られていたことの大いに関係している。それを踏まえて、スコセッシ監督は「今や多くの3D映画がある。これらを家で3D映画として観られるようになったら素晴らしいね」と家庭での3D映画普及に務めることを明らかにした。

 映画『ヒューゴの不思議な発明』の快挙に加え、マーティン・スコセッシ監督自身も、同授賞式でハロルド・ロイド特別賞を受賞。作中には『ロイドの要心無用』にオマージュを捧げたシーンなどもちりばめてあるだけに、スコセッシ本人にとってもうれしい受賞になったに違いない。

 3D映画全盛の今において、お気に入りの3D映画に過去作を選ぶスコセッシの渋好みは、『ヒューゴの不思議な発明』でも大いに発揮されている。ロイドをはじめ、ジョルジュ・メリエス、リュミエール兄弟など過去の映画監督へのリスペクトとオマージュに満ちた本作は、まさに映画愛の宝箱。スコセッシ監督の変ぼうぶりと併せて、映画好きならより楽しめること間違いなしの作品だ。(編集部・福田麗)

映画『ヒューゴの不思議な発明』は3月1日より全国公開

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