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新藤監督『一枚のハガキ』アカデミー賞外国語映画賞ノミネートを逃す…安藤政信&ビビアン・スー共演作は選出

第84回アカデミー賞

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惜しくもノミネートを逃した『一枚のハガキ』
惜しくもノミネートを逃した『一枚のハガキ』 - (C) 2011 「一枚のハガキ」近代映画協会 / 渡辺商事 / プランダス

 現地時間18日、第84回アカデミー賞外国語映画賞の最終ノミネート候補作品が発表され、日本代表作品として出品されていた新藤兼人監督の『一枚のハガキ』が選から漏れたことが明らかになった。また、安藤政信ビビアン・スーが出演している台湾映画『ウォーリアー・オブ・ザ・レインボウ:セデック・バレ(英題) / Warriors of the Rainbow: Seediq Bal』は最終候補に残った。

映画『一枚のハガキ』場面写真

 本作は、邦画界最高齢の現役映画監督である新藤監督が、自らの戦争体験を基に描いた人間ドラマ。生き残った元兵士を豊川悦司、その友人の妻を大竹しのぶが演じ、昨年8月に公開以来、小規模展開ながら、息の長いヒットを記録した。同9月には、第84回アカデミー賞に、外国語映画賞部門の日本代表作品として出品されることが決定した。

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 残念ながら、この日発表された最終ノミネート候補作品9本の中に『一枚のハガキ』の名前は見当たらず。世界中から集まった同賞の候補作品63本は10月中旬から1月13日にかけてロサンゼルスで上映が行われ、予備選考を経て、9本が選ばれるが、そこで『一枚のハガキ』は選から漏れてしまった。

 昨年の日本代表作品は中島哲也監督の『告白』だったが、こちらもノミネートはかなわず、『おくりびと』が外国語映画賞を受賞した2008年以来、日本映画は同賞にノミネートされていない。

 今年の最終ノミネート候補作には、ゴールデン・グローブ賞最優秀外国語作品賞を受賞したイランの『別離』、ヴィム・ヴェンダースの3Dドキュメンタリー『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』、安藤政信とビビアン・スーが出演している台湾映画『ウォーリアー・オブ・ザ・レインボウ:セデック・バレ(英題) / Warriors of the Rainbow: Seediq Bal』など9本が残っている。このうち、5本がノミネート作品として現地時間1月24日に発表される。(編集部・福田麗)

最終ノミネート候補作品は以下の通り。
『別離』(イラン)
『ムッシュー・ラザール(原題)/ Monsieur Lazhar』(カナダ)
『スーパークラシコ(原題) / Superclasico』(デンマーク)
『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』(ドイツ)
ブルヘッド(英題) / Bullhead』(ベルギー)
フットノート(英題) / Footnote』(イスラエル)
オマール・キルド・ミー(英題)/ Omar Killed Me』(モロッコ)
イン・ダークネス(英題) / In Darkness』(ポーランド
『ウォーリアー・オブ・ザ・レインボウ:セデック・バレ(英題) / Warriors of the Rainbow: Seediq Bal』(台湾)

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