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ダニエル・ラドクリフ、アルコール依存症の苦悩を明かす「もう449日以上お酒を飲んでいない」

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危機に陥っていたときのことを客観的に話すダニエル・ラドクリフ
危機に陥っていたときのことを客観的に話すダニエル・ラドクリフ

 ダニエル・ラドクリフは、Total Film誌のインタビューで、「数えている僕もどうかと思うけど、もう449日以上お酒を飲んでいない。(お酒を飲んでいたときは)混沌とした中で人生はよくない方向に進んでいると感じながら、ただ楽しさを追求することを考えていた」と18歳からの数年間、アルコールに依存していた時期のことを想起してコメントしている。

ダニエル・ラドクリフの代表作、映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』写真ギャラリー

 さらに、「自分が危機に陥っていない状態というのは、とても心地いいものだ。朝起きるたびに、『やばい。誰かから苦情の連絡があるだろうか。自分は何をやらかしたんだ』と思わずにすむ、不安と怖れから解放された人生を送るのは、実に素晴らしいことだ」と述べており、依存症時代の彼を襲った苦悩の深さと、そこからはもう完全に足を踏み出したことがうかがえる。

 『ハリー・ポッター』シリーズ以後初の映画出演となる『ザ・ウーマン・イン・ブラック(原題) / The Woman in Black』は、ホラー小説の映画化で、ラドクリフは老夫人の遺産整理のためにイギリスの片田舎の街を訪れる弁護士を演じている。その役の難所について、「一番心配だったのは、映画の中盤に訪れる20分もの間、まったくセリフなしで家の中をうろつきまわるというシーンの撮影だった。恐れにおののいた表情をずっと続けるべきなんだろうか、と思い悩んだ」と語っている。結果的には「映画の中でも最もスリルあふれるシーンの一つ」になったそう。本作のアメリカ公開は来年2月予定。(鯨岡孝子)

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