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悪魔と呼ばれたサダム・フセインの長男の影武者を務めたラティフ・ヤヒア氏、成田で入国許可下りず!「妻と娘が泣かされるのは耐えられない!」と怒りのツイート!

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影武者時代のラティフ氏
影武者時代のラティフ氏

 1987年から91年までの4年間をサダム・フセインの長男ウダイの影武者として過ごし、来年1月13日に公開される映画『デビルズ・ダブル -ある影武者の物語-』の原作を執筆したラティフ・ヤヒア氏が、今月26日に成田空港に到着後、日本での入国許可が下りず、帰国したことがわかった。

映画『デビルズ・ダブル -ある影武者の物語-』フォトギャラリー

 ラティフ氏は、父親のサダム・フセインさえもが「生まれたときに殺すべきだった……」と恐れた、彼の長男ウダイに「顔が似ている」という理由で、家族の命と引き換えにウダイの影武者とされた人物。解放後は、ヨーロッパへと亡命し、現在はアイルランドにて作家・国際法律博士として活躍している。今回、日本への入国が許可されなかった理由は、亡命者という立場上パスポートを持たない同氏が、入国の際に必要とされた特別のトラベルドキュメントに不備があったことだったという。

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 本作のプロモーションのため、今月27日から29日の3日間、家族と共に、日本に滞在する予定だったラティフ氏は、自身のツイッターでも、事態を実況。「一日かけて到着したが、現在日本の入国管理局で足止めされている。アイルランドが出したクソのような書類を確認できないからだ」と、不手際のあったアイルランド政府に怒りをぶつけた。その後、国外送還される部署へと移動となったラティフ氏は、「いま、国外送還センターに、妻と娘といる。明日には、アイルランドに帰らなくては。私の国籍について、決断をしろ!」「わたしになにがあろうとも、自分の妻と娘がこのように泣かされ、屈辱を受けるのは耐えられない」とツイート。国籍を得ることができないために、パスポートすら持てず、4年間の苦痛から逃れてもなお、亡命者として自由のきかない立場にあることへの憤りを爆発させた。

 映画『デビルズ・ダブル -ある影武者の物語-』は、ラティフ氏が影武者として過ごした日々を振り返った自伝「ザ・デビルズ・ダブル(原題) / The Devil's Double」を、映画『NEXT -ネクスト-』のリー・タマホリ監督が映画化した作品。残虐非道の男・ウダイ役と彼の恐ろしい暴挙に怯える影武者のラティフ役を、映画『マンマ・ミーア!』で注目を集めた若手人気俳優のドミニク・クーパーが、一人二役で演じ、批評家から高い評価を集めている。(編集部:森田真帆) 

映画『デビルズ・ダブル -ある影武者の物語-』は2012年1月13日全国公開

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