X JAPANのYOSHIKI、等身大フィギュアに「光栄です。でもこわい」！大洪水の被害にあったタイにエール！
10日、お台場のデックス東京ビーチの等身大フィギュアとの体験型アトラクション施設「マダム・タッソー東京」でX JAPANのYOSHIKIの等身大新フィギュアお披露目式が行われ、YOSHIKIが自分そっくりなフィギュアと対面、「光栄です。でもこわい」とコメントし、会場を沸かせた。
会場には大勢のX JAPANファンが集合。開始時刻が予定よりも25分ほど遅れ、じらされた形となったファンだったが、彼らのヒット曲「Forever Love」のBGMと共にYOSHIKIが登場すると「YOSHIKI」コールの大歓声。YOSHIKIもその声援にピースサインや、Xポーズで応えるなど、大盛り上がりのお披露目式となった。この日お披露目される等身大フィギュアは制作費約1,900万円。今年の6月にパリとロンドンで、YOSHIKIの全身150から200か所の採寸が行われ、7月から約3か月かけて手作業で制作が行われた。衣装、ジュエリーもYOSHIKI提供で、そんなフィギュアと対面したYOSHIKIは、「とても光栄です」と切り出したが、肌の白さなど、驚くほどに本人そっくりなたたずまいに「お化けみたいで、こわいですね。夢に出てきそう」と冗談交じりにコメントし、会場の笑いを誘っていた。
さて、X JAPANはアジアツアーから昨日、日本に帰国したばかり。11月8日はそのフィナーレとなるタイ公演だったが、タイでは先日、大洪水があったばかり。「ギリギリまで、タイ公演を決行するかどうか悩んでいました」と振り返ったYOSHIKIは、「どうやら7割くらいの方が来られそうだということで、がんばってやろうということになりましたけど、実際に行ったらほぼ100パーセントの方が来てくださった。そこでは日本も地震があったけど一緒にがんばっていこうと呼びかけました」と付け加えた。彼らの熱演がタイの人たちを勇気づけたことは、各種メディアで大きな話題となった。そんなYOSHIKIにとって今年は充実した一年となったそうで、「1週間に何本もライブをやるのは十何年ぶりだった。初心に帰れたような気がする。ファンの方が励ましてくれたから、今の自分たちがある」とファンに感謝。さらに「来年はさらに世界に突き進みたい。十何年前に解散したときは、夢が終わったかなと思ったけど、思い続けてれば夢はかなうんだなと思いました。日本もこういうときだからこそ前に進んでいきたいですね」とX JAPANとしてのさらなる飛躍を誓っていた。
「マダム・タッソー」は1835年、ロンドンでの開業を皮切りに、世界7か国・12か所で展開する体験型アトラクション施設。本人公認の等身大フィギュアとの触れ合いを通じてセレブ体験を提供。施設内にはレディー・ガガ、ジョニー・デップ、マイケル・ジャクソンといったセレブリティーの等身大フィギュアを設置。作品の周囲に柵やロープなどを設けることなく、実際にフィギュアと肩を組んだり触れたりしながら記念撮影などを楽しめる。（取材・文：壬生智裕）
「マダム・タッソー東京」は2012年1月4日まで東京・お台場、デックス東京ビーチ内で実施中
