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『攻殻機動隊 3D』草薙素子&バトーの声優が登場する舞台あいさつ、Ustream全世界の視聴者総合ランキングで8位

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大塚明夫、田中敦子、神山健治監督
大塚明夫、田中敦子、神山健治監督

 28日、新宿バルト9でアニメ映画『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』大ヒット御礼舞台あいさつが行われ、田中敦子(草薙素子役)、大塚明夫(バトー役)と神山健治監督が登壇。バトーと少佐という、ファン垂涎(すいぜん)のツーショットに会場は大盛り上がりだった。

映画『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』写真ギャラリー

 「観ている者が電脳化したかのような視点」で描かれる3D映像のクオリティーの高さから口コミが広がり、大ヒットを記録している本作。この日の舞台あいさつはUstreamを通じて全世界に生中継を実施、全世界のユーストリーム視聴者総合ランキングで8位を記録したという。本作プロデューサーが「英国のウィリアム王子のロイヤルウエディングの(Ustreamでの)視聴者数を超えました!」と興奮ぎみに報告するなど、「攻殻機動隊」シリーズの根強い人気がうかがい知れた。

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 押井守監督が手掛けた『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』『イノセンス』を引き継ぎ、神山監督が「攻殻機動隊」シリーズを監督したのは2002年のこと。「あのとき押井さんは45歳だったんですが、今は僕が45歳になってしまいました。ずいぶん時がたったなと思います。本当にアフレコは楽しかった。新人監督として大塚さんや田中さんという、すばらしい声優さんたちに出会うことができて、勉強ではない、学んで得られないものをいただいた気がします」と振り返ると、田中も「それはわたしたちも一緒。わたしにとっては一番好きな作品ですね」とコメント。もちろん大塚も気持ちを同じくしているようだった。

 そしてトーク中には、神山監督に「続編の構想はないのか?」という質問が飛び出した。神山監督は「もちろん続編製作の目途は今のところたっていないが、描き残したことはある」と前置きしたうえで、「バトーが少佐に気持ちを残しつつも、のっぴきならない恋に落ちるのもいいですね。もちろんバトーが一番好きなのは少佐であることは間違いないのですが。そして少佐には、いつもポーカーフェイスでいるけど、実際どうなの? と問うてみたいですね。今回のヒットが続編を作るきっかけになればいいのですが」と次回作への意欲を見せた。

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 ファン垂涎(すいぜん)のツーショットが実現した時間はあっという間に過ぎていき、MCから終わりを告げられると「えー!」と名残惜しそうな会場内。最後に田中が「映画を拝見して、やはりジャパニメーションの力は絶対だなと思いました。これは、日本が復興を遂げる中で大きな力になると思います。日本が持つ底力を、ジャパニメーションの力を信じて、これからも仕事をしていきたいと思います。これからも応援してください!」と呼びかけると、会場からは大きな拍手が起きた。

 本作は、『東のエデン』シリーズなどを手掛けた神山健治監督による、「攻殻機動隊 Stand Alone Complex」シリーズ第3作。世界中で人気のテレビアニメシリーズがついに3D化され、空港立てこもり事件の背後にひそむ陰謀に迫る。(取材・文:壬生智裕)

アニメ映画『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』は新宿バルト9ほかにて全国公開

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