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工藤静香、被災地へ絵の寄贈も 「ブッダの素顔展」ポストカードの収益を義援金として寄付

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自身の絵を前に被災地へメッセージを送った工藤静香
自身の絵を前に被災地へメッセージを送った工藤静香

 30日、港区芝公園のザ・プリンス パークタワー東京で、アニメ映画『手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく』の公開を記念した展覧会「鎮魂と慈悲 ブッダの素顔展-手塚治虫と四大巨星-」会見が行われ、片岡鶴太郎工藤静香八代亜紀が登壇。被災地への思いを送った。

映画『手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく』場面写真

 仏教の祖であるお釈迦(しゃか)様の誕生日4月8日はこれまでも「花まつり」としてお祝いされてきたが、このたび本作の公開を記念して、4月8日を「ロータスデー」(ロータスとは仏の叡智(えいち)や慈悲の象徴である「ハス」の意)として日本記念日協会に記念日として登録されることになった。もともと本日はこの日を周知させるためのイベントの一環として片岡鶴太郎、工藤静香、八代亜紀、石坂浩二の4人が描いたお釈迦(しゃか)さまの絵が披露され、さらに東京タワーをハス色にライトアップする予定になっていたが、くしくも震災の影響により、ライトアップは延期。急きょ4人の絵画のポストカードを作成し、31日より開催予定の展覧会で販売。その売り上げを義援金として寄付することが発表された。

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 壇上に登場した片岡は「現在も厳しい状況下で、必死に、明日という未来に向かって歩みを続ける中で何ができるのか。戦後最大の危機的な時期にブッダを描くことになり、偶然ではないある種の運命を感じました。仏画を描いて、今の世の中にお祈りをささげたいと思います」と切り出すと、工藤も「わたしも自分の中で何ができるのかと考えてきました。少しずつ、被災者の方に力になれることをクリアにして、ひとつずつやっていきたいと思います」と誓いを立てた。

 また、工藤はこのような不安な時代の中でも、自分が描いたお釈迦(しゃか)さまの絵を見ると落ち着きを感じたのだという。「自分の絵に落ち着くというのも変ですが、自分の絵のようでいて、自分の絵ではないような感覚に陥りました。展覧会が終わりましたら、家に絵が戻ってくるので、被災地に飾っていただけるなら、お渡ししたい」と寄贈の意向を表明した。また、震災後に開催されたコンサートを急きょチャリティーコンサートに変更した経験のある八代も「今後、被災地の方も心のケアが大切になると思うのですが、そのときにどうすればいいのかなと考えます。絵もそうだし、歌もそうだし、わたしたちがそばにいて、癒やせたらいいのにといつも考えながら、(自分の無力さに)いらだっています。とにかくわたしに今できるのは、義援金をお願いしますと日々呼び掛けることだと思います」と決意を語ると、片岡も工藤もその意見に賛同した。(壬生智裕)

展覧会「鎮魂と慈悲 ブッダの素顔展-手塚治虫と四大巨星-」は3月31日から4月17日まで、東京タワー・フットタウン3階タワーギャラリー3・3・3にて開催(入場無料)
アニメ映画『手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく』は5月28日より全国公開

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