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沖縄、被災者を受け入れ住居・生活資金を提供…地元で広がる支援の輪にゴリ、「みんながちょーでー(兄弟)」

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沖縄の、世界の被災地に対する強い思いに胸を熱くしたゴリ
沖縄の、世界の被災地に対する強い思いに胸を熱くしたゴリ

 第3回沖縄国際映画祭で、連日募金活動を続けているガレッジセールゴリが、被害を受けた地域への思いを語った。

 3月11日に起きた東北太平洋沖地震。多くの人々が犠牲となったこの災害の後、沖縄国際映画祭は、収益のすべてを被災地に寄付する「チャリティーイベント」として開催されることが決定した。自らの出身地・沖縄で開催されるこのイベントに参加する前、ゴリの心境は複雑だった。「ここは、日本で東北から一番離れている場所なんです。だから、沖縄の方々がどういう気持ちでこの震災を受け止めているのか、正直、わからなかった」というゴリ。だが、地元・沖縄の人々の反応は、自身が想像していた以上だったようで、「毎日募金活動に参加させていただいていますが、実際に募金箱の前に立ったとき、どんなに離れていても、日本人を思う気持ちは変わらないってことを実感しました。本当にたくさんの人たちが長い列を作って募金に協力してくれて、小さい子どもが、小さいお財布から募金をしてくれる姿を見て胸が熱くなりました」と語った。

 会場の外でも沖縄の人たちの思いを感じることができた。いろいろな場所でたくさんの中学生や、高校生たちが街角に立って募金活動をしている姿を目にしたというゴリは「本当に人間は助け合って生きていっているんだなって気持ちになりました」と語り、「沖縄のことわざに“いちゃりば、ちょうでえ”という言葉があるんです。これは、もともと“いちゃりば、ちょうでえ、ぬーふぃだてぃぬあ”ということわざですが、“行き会えば兄弟、何も隔てるものはない”という意味を持っています。今回の地震で、日本だけでなく、世界中の人たちが被災地の人たちを助けようとする姿を見たとき、この言葉は、沖縄のことわざじゃなく、世界の、地球のことわざだと思いました」と世界に支援の輪が広がっていることについての思いを述べた。

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 また、去年の沖縄国際映画祭に家族全員で遊びに来たゴリは、連日放映される、家族を亡くした被災地の人々の様子に胸を痛めているという。「僕だけじゃないと思いますが、やっぱりニュースを見ている大きな被害を受けなかった地域の方々の中には、自分だったら……って考える方も多いと思います。僕も、自分の家族が、逆に、もし子どもを置いて僕たちに何かあったらって、震災後に考えることがありますが、そのたびに胸がしめつけられる思いです。そんな恐ろしいことが実際にたくさんの方に起きている。今こそ僕らが、つらい思いをしている方々のために自分の人生の時間を使うべきだと思います」という言葉通り、彼自身、ニュースを聞いてすぐに日本赤十字社に義援金を送った。「次にやれることは、僕らタレントの力を使って人を集めることです」というゴリは、写真撮影の際も「東北の方が見たときに、悲しいことを思い出さないように……」とあえて沖縄の海を避けるほどの気遣いをみせた。

 沖縄県の仲井真弘多知事は昨日、東日本大震災の被災者受け入れについて、沖縄までの渡航費のほか、県内で生活する間の食費も支援する考えを示したばかり。すでに、被災者を市内の公共施設や民間アパート、民家などで最大世帯の受け入れ、生活資金として1世帯当たり月5万円を支給することを決定している。(編集部・森田真帆)

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