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永井豪も絶賛!全裸女性の股間からの「おっぴろげミサイル」発射!伝説のコミック『極道兵器』映画化!!

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「おっぴろげミサイル」にも大満足!盟友に代わり、映画にお墨付きを与えた永井豪
「おっぴろげミサイル」にも大満足!盟友に代わり、映画にお墨付きを与えた永井豪

 27日、北海道夕張市で開催された「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2011」のゆうばりチョイス部門において映画『極道兵器』が上映され、本作でメガホンを取った坂口拓山口雄大の両監督、さらに本作原作の故・石川賢さんの盟友、漫画家の永井豪が登場した。

 本作は、北米を中心とした世界市場を視野に昨年立ち上がった、日本初の逆輸入型日本映画レーベル「The SUSHI TYPHOON」の一本。この日がワールドプレミア上映ということで、会場には熱狂的なファンが集結。会場は熱気に包まれていた。

 2006年に逝去した漫画家の石川さんは、永井豪のアシスタントとして株式会社ダイナミック・プロダクションに入社し、永井と共に一時代を築いた鬼才。そんな石川さんの代表作「極道兵器」を映画化した本作は、西日本を牛耳る岩鬼組組長の一人息子・岩鬼将造が、父親のかたきを討つために自らの肉体を兵器に改造して戦うバイオレンスアクション。この日の上映では、予想をはるかに突き抜ける過激で破天荒なシーンの数々に観客は大興奮。そして最後に石川さんのマンガをコラージュしたエンドクレジットが登場すると会場は拍手と大歓声が入り交じり熱狂的な空気に包まれた。この日、観客と一緒になって映画を鑑賞した永井は「日本映画ではここまで徹底した作品は珍しい。日本映画って普通はラストに泣きが入ったりしがちなんですけど、ここまでズバーッとやってくれたのはうれしかった。映画を観たら本人(石川さん)も大喜びしただろうなと思います」と大絶賛だった。

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 また、本作では、全裸の女性兵器の股(こ)間からミサイルが飛び出す「おっぴろげミサイル」がハイライトシーンとして登場。坂口監督が「原作を読んだときからこれはやりたいと思っていました。ただし裸の女の人を兵器にするだけでは物足りないんで、ルチャリブレというメキシコプロレスの技を取り入れて、体をグルグルさせながら撃ちたいなと思った」と解説すると、山口監督も「(女性兵器を演じた泉)カイちゃんはポールダンサーなので、身体能力は非常に高い。芝居もできるし、脱いでくれる。しかも見た目もかわいい。もうカイちゃんしかいないだろうとなった」と制作の経緯を振り返った。そんな迫力のバトルシーンについて永井も「あれがないと、石川賢のマンガという感じではないんで、大正解です」と本作にお墨付きを与えた。

 そしてこの日のトークの中では、石川さんの中で「極道兵器」のさらなる構想があったことが明らかに。永井によると、「ここまでやってもまだやり足りないのかと思って、この先どうなるんだと聞いたら、(主人公の)将造がさらに改造を重ねるんだと。そしてしまいには脳みそごと吹き飛ばされて、頭も体も全身サイボーグになると。じゃ極道仮面ライダーだねなんて話をしていて。そのままだと問題があるから、『極道ライダー、仮面』という続編を描けよなんて話をしたんですが。この映画が大ヒットしてくれたら、続編を観てみたいですね」と今は亡き盟友に思いをはせていた。(取材・文:壬生智裕)

映画『極道兵器』は7月に銀座シネパトスで公開予定

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