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コリン・ファース、アカデミー賞主演男優賞受賞!『英国王のスピーチ』で念願の初受賞!

第83回アカデミー賞

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コリン・ファース
コリン・ファース - Matt Carr / Getty Images

 日本時間2月28日に行われた第83回アカデミー賞授賞式で、コリン・ファースがアカデミー賞主演男優賞受賞を受賞した。これが初のオスカーとなったコリンは映画『英国王のスピーチ』で吃音(きつおん)に悩むジョージ6世を好演。今年の賞レースを独走していた。

映画『英国王のスピーチ』写真ギャラリー

 コリンは、昨年の映画『シングルマン』に続き、2度目のノミネート。『英国王のスピーチ』では、吃音(きつおん)に悩む実在の英国王ジョージ6世を演じ、ゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞、放送映画批評家協会賞など主要映画賞の主演男優部門をほぼ独占。今年のアカデミー賞でも最有力候補に挙げられ、前評判どおり初の栄冠に輝いた。

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 ジョージ6世は現イギリス女王エリザベス2世の父親。1936年から1952年に亡くなるまで、第2次世界大戦やインド独立といった大きな出来事を経験しながらも国民に愛される王として君臨した。その一方で映画では、兄エドワード8世が結婚のため退位することにうろたえるなど弱みや欠点を抱えた一人の男として描かれている。周囲の助けを借りながら困難を乗り越えていくジョージ6世の、実話ならではの味わい深い展開が見どころだ。

 コリンは去年ノミネートされるも、今年も再びノミネートされたジェフ・ブリッジスに敗れ苦汁をなめた。だが、今年はハマリ役ともいえる役柄で念願のオスカーを獲得。1987年に主演した映画『ひと月の夏』でも吃音(きつおん)に悩む青年を演じており、今回の受賞はまさにキャリアの総決算といえそうだ。

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