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広末涼子の夫キャンドル・ジュンは全身タトゥー、耳に巨大なピアス…でも穏やかな平和主義者!

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穏やかな口調で平和への想いを語るキャンドル・ジュン氏
穏やかな口調で平和への想いを語るキャンドル・ジュン氏

 20日、渋谷のユーロスペースで映画『ミツバチの羽音と地球の回転』トークイベントが行われ、キャンドルアーティストのキャンドル・ジュン氏と鎌仲ひとみ監督がトークを行った。

映画『ミツバチの羽音と地球の回転』写真ギャラリー

 本作は映画『ヒバクシャ 世界の終わりに』『六ヶ所村ラプソディー』の鎌仲監督の最新作にして、3部作の完結編。そんな鎌仲監督とキャンドル・ジュン氏は、気心知れた仲である様子。鎌仲監督が「ジュンさんとは『六ヶ所村ラプソディー』からお付き合いしていて、六ヶ所にもろうそくを灯してくれました」と紹介すると、「これは誰かが言っていたことですが、(原発というのは)六ヶ所村の問題ではなく、東京の問題だと言われ、自分の責任でもあると思いました。そこで何とかしたいなと思ったんですが、自分でできるのはまず自分が知ることで、そういう話をすることだと思ったんです」とコメント。

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 そんな彼の原点としては、原爆の残り火と言われている「平和の火」活動があると語るキャンドル・ジュン氏。自分自身の平和に対する思いについて「唯一の被爆国としての歴史を持つ日本が平和憲法を持つということで、ナンバー1でなく、オンリー1になるチャンスだと思うんです。原爆や戦争などの歴史を持つ中で、天皇陛下をお城から追い出すこともなく、現在に続いているのは特別な歴史。ぼくは政治経済にはそれほど詳しくはないので、なかなか言葉で伝えられないですが、それが日本が変わる機会だと思います」とコメント。さらに自衛隊についても、「ぼくは自衛隊が戦地に行くときは、武器を持っていかないという丸腰の精神が日本の男子としてはかっこいいのではないかと思っているんです。武器を持たない人助けというのが日本人らしい」と平和への想いを切々と訴えかける。昨年の10月に女優の広末涼子と結婚したことで一躍注目を集めたキャンドル・ジュン氏。全身タトゥー、耳には巨大なピアスと、そのミステリアスな風貌・存在感とは裏腹に、語り口は非常にソフトで穏やか。彼の平和を訴えかける想いに興味深く耳を傾ける観客だった。

 本作は、1982年に中国電力が計画した山口県上関町・祝島への原発建設に対して一貫して反対している島民の姿と、持続可能な社会を目指して地域自立型のエネルギー開発に取り組むスウェーデンの人々を照らし合わせながら、日本の原発重視で電力独占の体制をどうすれば変えられるのかを問う。

映画『ミツバチの羽音と地球の回転』は渋谷のユーロスペースで上映中

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