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『トワイライト~初恋~』のキャサリン・ハードウィック監督、仕事上で性的差別を受けていたことを告白!

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キャサリン・ハードウィック
キャサリン・ハードウィック - Todd Williamson / WireImage / Getty Images

 映画『ロード・オブ・ドッグタウン』や『トワイライト~初恋~』などを手掛けてきた女流監督キャサリン・ハードウィックが、仕事上での性的差別を受けていたことを告白したことがthewrap.comによって明らかになった。

 これは、今年のアカデミー賞の作品賞にノミネートされている映画『ザ・ファイター』を、デヴィッド・O・ラッセル監督がメガホンを取る前に、キャサリンが監督したいという意思を(製作/配給会社の重役に)告げたところ、「わたしは前作『トワイライト~初恋~』で約4億ドル(約324億円=1ドル81円換算)もの興行収入を世界で稼いでいたけれど、その『ザ・ファイター』の(監督を決める)インタビューさえ設定してもらえなかったわ。それに、この映画は男が監督しなければならないとも言われたの……。わたしがおかしいのかしら?」と不満を述べた後に、いったんはデヴィッド・O・ラッセルが監督した『ザ・ファイター』を気に入ってると明かしたが、さらに彼女はこう続けた。「これは、アクションで、ボクシングだから、男が監督しなければいけないって言われたのよ……。逆に映画『セックス・アンド・ザ・シティ』やほかの女性っぽい映画を男性が監督しても、全然問題ないでしょ」とあくまで女性としての主張を訴えた。

 この現実は、サンディエゴ州立大学で行われたテレビ界や映画界の女性を研究した“ザ・セルロイド・シーリング:ビハインド・ザ・シーンズ・エンプロイメント・オブ・ウィメン・オン・ザ・トップ 250 フィルムズ・オブ 2010”のリポートによると、2010年に公開された映画を監督した人たちの中で、わずか7%しか女性監督はいなかったそうだ。

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 さらに、1998年と現在を比べてみると、撮影監督が全体の中で2%、脚本家が10%、エグゼクティブ・プロデューサーが15%、編集者が18%、プロデューサーが24%と、すべて1998年に比べてパーセンテージが減っている統計が出ているそうだ。

 確かに去年は映画『ハートロッカー』を監督したキャスリン・ビグローが、女性で初めてアカデミー賞監督賞を受賞するという快挙を成し遂げたが、まだまだハリウッドで働く女性たちにとっては、厳しい環境であることは間違いないようだ。

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