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カップル必見!夫婦の倦怠期から関係崩壊までをリアルに描く!夫役のライアン・ゴズリングを直撃!

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若手実力派のライアン・ゴズリング
若手実力派のライアン・ゴズリング

 映画『きみに読む物語』で人気を博し、映画『ハーフ・ネルソン(原題) / Half Nelson』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたライアン・ゴズリングが、今年のサンダンス映画祭で話題になった新作『ブルー・バレンタイン(原題) / Blue Valentine』について語った。

ライアン・ゴズリング出演映画『ラースと、その彼女』写真ギャラリー

 同作は、6年間共に暮らしていた夫婦が倦怠期を迎え、徐々に二人の関係が冷めていく中で、2人は共に愛し合っていた日々を思い出し、関係を修復するためにモーテルで夜を共にするが……。映画は男女の関係を真摯(しんし)に描いた秀作。夫役にライアン・ゴズリング、妻役はミシェル・ウィリアムズが演じている。

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 この作品の夫婦関係について、ライアンは「まず映画自体が、この夫婦関係のあり方を観客に問いかけているんだ。それは、男女の関係に対して知ったかぶりをせず、さらに哲学的な答えを出そうともしていない。あくまで、どうやって男女の関係が始まり、どうしてその関係が薄れていくのかを観客に考えさせているんだ」と説明した。

 映画内では、ライアンがウクレレを使って歌うシーンがあるが「もしこのウクレレを使って歌っているシーンが、予告編として使用されることが分かっていたら、もっと上手に歌っていたけれどね(笑)。これは夜に即興で撮影したシーンで、監督のデレク・シアンフランスから日没から日が昇るまで、おまえ(ライアン)を撮影するから、好きなことをやってくれと言われて、あのウクレレで歌うことになったんだ。ただ、特にウクレレを習ったわけじゃなく、自分流であのシーンは演奏していたんだ」と明かした。ちなみに、夜が明けるまでこのシーンを撮影したらしいが、使用されたのはわずか2分だったらしい。

 この作品は12年間も監督のデレク・シアンフランスが温めてきた作品だが、台詞の多くは即興であるらしい。「もともと僕は台詞を覚えるのが苦手でね……。これは本当なんだ(笑)! 毎作かなり苦労して覚えていて、たいがい脚本に書かれている台詞は、自分にとって自然に発せられる感じがしなくて、すごく嫌なんだよ。だから、今回ほとんど即興でやらせてもらって、すごく(自分の演技に)安心できたんだ」とライアンは語った。ただこれは、ライアンが2005年から、ミシェルは2003年から監督のデレクと知り合い、この作品について随分長い間それぞれが話し合ってきたから成り立ったことで、普通の映画のように2、3週間のリハーサルだけでは、付け焼き刃な即興になっていただろう。

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 ライアンとミシェルは、この映画で現在のシーンを先に撮影してから、数か月おいて、新たに感情的なシーンの多い過去のシーンを撮影したそうだ。同作は、鑑賞後何日か脳裏を離れないような余韻を残し、男女の関係について新たに考えさせられる作品に仕上がっている。ライアンの次回作は、ニコラス・ウィンディング・レフン監督の『ドライブ(原題) / Drive』で、最近注目のキャリー・マリガンと共演している。

 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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