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秋は観るだけじゃ物足りない!?映画をほくほく味わう、第1回 東京ごはん映画祭開幕!

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茶道を通じていい時間が過ごせました -野村友里監督
茶道を通じていい時間が過ごせました -野村友里監督

 6日、第1回 東京ごはん映画祭が恵比寿ガーデンシネマにて開催され、オープニング上映された映画『eatrip』のトークショーにフードディレクターであり監督の野村友里と出演者で武者小路千家の千宗屋が登壇した。

映画『eatrip』場面写真

 映画『eatrip』は食をテーマにしたフード・ドキュメンタリー。「人」と「食」をテーマに扱い、すでに日本で公開されてから世界8か国を回り反応も好調な本作だが、トークショーに登壇した野村監督は本作で描かれている茶道についての意図を明かした。まず製作意図について「人と食で、原点に近い所を撮ろうと思った」と明かし、「どちらかといえばお茶を敬遠していて、初体験な人がいいと思っていました。(茶室の)四畳半の中では人の相性がそのまま空気に出てしまう。親しい人とも緊張感が持てるし、初対面の人ともそこで距離が狭まります。そういうお茶の特質を生かした場面になればいいと思いました」と、茶室の作用を応用した実験的な試みがあったことを明かした。

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 一方の千も茶道の魅力を解説。「日本にはお茶は『日常茶飯事』という言葉があるようにとても日常的なことだけど、あえて日常的な空間から切り離し日常から少し浮きあがった時間と場を持つことで、日々の生活をかえりみたり、中で行っている人間関係を茶室の中に持ち込むことで整理したり、それを浄化させるような作用がある」。『eatrip』には野村監督の意図も反映された作品になったそうで、「いい時間を過ごせました。いいお茶を経験できたなと。自然にそれが空気に出て理想的なシーンだったんじゃないかな」と撮影を感慨深く振り返っていた。

 同イベントは、世界各地で「eatrip おいしい上映会」を開催しているeatrip projectが開催。「人」と「食」のつながりをテーマにした「おいしい映画」8作品上映のほか、マルシェやレシピコンテスト、お料理教室など「食」を五感で体験できるイベントが催されている。会場には劇中にも登場する森岡尚子さんによる無農園野菜販売も行われ、訪れた客は目だけでなく体験も通してイベントを楽しんでいた。

第1回 東京ごはん映画祭は11月6日から12日まで、恵比寿ガーデンシネマほかにて開催中。

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