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鬼才ジョン・カーペンター監督の『遊星からの物体X』の前章作品とは?主演ジョエル・エドガートンが語る!

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ジョエル・エドガートン
ジョエル・エドガートン

 1982年に鬼才ジョン・カーペンター監督が手掛けた『遊星からの物体X』の前章となる、来年4月に全米公開予定の新作『ザ・シング / The Thing』(原題)について、主役を演じるジョエル・エドガートンが、ニューヨーク・コミコンで語った。

 同作は、探索のために南極大陸の孤立した基地で働くことになった古生物学者(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)が、ノルウェーの科学者チームと共に、氷の中に埋まっている宇宙船を見つける。だが、そこに居たThe Thing(それ)は、どんな生物にも変化できる得体の知れない生き物だった……。そして、生存をかけてThe Thing(それ)との戦いが始まる。ジョエルは、ヘリコプターのパイロット役を演じ、リーダー的存在として敵対するThe Thing(それ)と戦う。

 主役のカーター役について、ジョエルは「ヘリコプターのパイロットで、どこかしら1982年のオリジナルで主役を演じたカート・ラッセルのキャラクター、マクレディに似ているが、再び同じようなキャラクターは作り出してはいないんだ。僕の役は他の仲間と2人と共に、基地とは離れたところからヘリコプターで、ノルウェーの科学者チームに食料を供給している。その供給の際に、僕らもThe Thing(それ)に遭遇するというわけだ。ただ、僕とジェイムソン役を演じているアドウェール・アキノエ=アグバエ(テレビドラマ「OZ/オズ」)は、過去に兵役経験がある設定で、少しヒーロー的な存在になっているんだよ」と自身の役柄について語った。

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 カルト的な人気のあるオリジナル作品の前章に出演したことについて、ジョエルは「『遊星からの物体X』は、10代に僕が観た映画の中で、気に入っている作品の1つなんだ。その後、人生のサイクルで僕が俳優になり、自分が影響を受けた映画に少しでもかかわっていけるなんて、全く不思議な感じがするよ」と嬉しそうに答えていた。

 The Thing(それ)は、どんな生物にも変化できる得体の知れない生き物であるため、人間として変化する場合には、俳優たちにもCGが必要になってくる。そこで、俳優たちには撮影前に体全体をボディスキャンしてもらい、後でCGにかけてThe Thing(それ)を人間(俳優)に変身させていたそうだ。ジョエルは「最近、どの映画に出演しても、撮影前にボディスキャンをしている気がするよ(これは、撮影時に何か俳優に起きたとしても、後で処理できる保険的な対応として、最近よく取られている手段でもある)。でもこの映画は特殊メイクアップとCGのバランスが取れている作品になっていると思うんだ」と語った。

 見所については「エイリアン対人間だけでなく、人間対人間の設定があるから面白いんだ。だから、悪役(The Thing(それ))が常に自分の側に居る可能性がある。それだけでも、十分面白いと思うんだ。それと、今作がオリジナルの前章作品であるため、オリジナルで作られたルールに従って制作されている。それと、オリジナルのセットでも議論されたことで、The Thing(それ)が人間に変化したときに、その変化の対象になった人間は自分がThe Thing(それ)であることに気付いているのか、それとも気付いていないのか、そういったミステリーな部分が、またこの映画でも魅力になっているんだよ」とオリジナルに負けない自信作になっていると教えてくれた。

 ジョエルはオーストラリア出身の俳優だが、最近はすっかりアメリカで活動することが多くなった。次回作は、映画『インセプション』のトム・ハーディと共演する映画『ウォリアー/ Warrior』(原題)が控えている。『ザ・シング / The Thing』(原題)は、2011年4月29日全米公開される。

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