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キーラ・ナイトレイ、キャリー・マリガン、新スパイダーマンらイギリス期待の星が勢揃い!-ロンドン映画祭

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新スパイダーマン、注目作『ソーシャル・ネットワーク』にも出演のアンドリュー・ガーフィールド、イザベル・メイクル=スモール、キャリー・マリガン
新スパイダーマン、注目作『ソーシャル・ネットワーク』にも出演のアンドリュー・ガーフィールド、イザベル・メイクル=スモール、キャリー・マリガン - Photo:Yukari Yamaguchi

 現地時間10月13日夜、第54回ロンドン映画祭が開幕した。オープニングを飾ったのはマーク・ロマネク監督映画『わたしを離さないで』。ヨーロッパ・プレミアとなる上映に先立ち、イギリス期待の若手3人がそろい会見を行った。

 登場した若手3人とは、すでに確固たる地位を築いているキーラ・ナイトレイ、話題作への出演が続くキャリー・マリガン、新スパイダーマンに決定、また注目作『ソーシャル・ネットワーク』にも出演のアンドリュー・ガーフィールド。加えてロマネク監督、脚本のアレックス・ガーランド、ナイトレイとマリガンそれぞれの子ども時代を演じたエラ・パーネルにイザベル・メイクル=スモール、原作者カズオ・イシグロの総勢7名の華やかな会見となった。

 本作は孤児たちの寄宿学校から始まる衝撃的なラブストーリーだ。孤児たちは教育と生活の面倒をみてもらうことと引き換えに、成人すると自動的に臓器移植の提供者とされ、いくつもの臓器を与えた末に死んでいく。実際に臓器が高値で取引される現状についてイシグロは「映画製作者に代わって発言するとしたら、この映画のねらいは、そういった問題に目を向けさせることとは別にあると思う。だが、そんなことがある世界に対しては我々全てに責任がある」として、そのような世界の比喩として原作に登場させた寄宿学校であることを明かした。アメリカ人のロマネク監督はイギリスを舞台にした本作映画化にあたり「ほんとうに美しく、しっかりとした世界を構築できているアレックスの脚本から始めたからね。原作と同様の感情を脚本でも持てた」と評価の高い原作にも劣らない脚本という自負を見せ、日本生まれのイギリス人イシグロによる物語であるため「日本映画はじめイシグロの世界を理解するために日本のいろいろなものも参考にした」という。

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 キャシー(マリガン)からトミー(ガーフィールド)を文字通り寝取ってしまうルースを演じたナイトレイは、悪役的な役柄について「楽しい!」と笑わせた後「この役は魅力あるわ。私にとっては嫉妬の勉強みたい。彼女はとてもひどい。そんな彼女の頭の中に入っていくのは面白いわ。好きになれない役を演じることはチャレンジだしワクワクするわ」と役への取り組みを語った。深いテーマを扱っているが、子役達も微妙な感情をよく表わしている。作品中はもちろん実際に並んでもマリガンとそっくりなイザベルは「三角関係だけど、みんな仲良しでもあるの。混乱しちゃったけど、みんなとてもいい人で逃げ出したりできないんだわ。それほど優しいの」と、的確に役をつかんでいたようだ。

 死の影がちらつく中での愛を演じたナイトレイ、マリガン、ガーフィールドが、「とても創造的で高い才能と知性も備えた俳優達」とイシグロが絶賛する演技を見せている本作は日本で来春公開予定。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)

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