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『借りぐらしのアリエッティ』が首位!! 8位には『ヒックとドラゴン』が初登場、夏休み映画が大盛況

映画週末興行成績

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夏といえばジブリ作品 映画『借りぐらしのアリエッティ』より
夏といえばジブリ作品 映画『借りぐらしのアリエッティ』より - (C) 2010 GNDHDDTW

 お盆を前にして、先週末から帰省ラッシュが開始。心なしか、オフィス街はいつもより若干人が少なくなったような印象も受けるが、それとは逆に、映画館は子どもから大人まで大盛況。劇場のチケット売り場が、連日長蛇の列をつくる所も各地で続出している。

映画『借りぐらしのアリエッティ』ギャラリー写真

 そんな中で今週首位を迎えたのは『借りぐらしのアリエッティ』。マインドベース(株)調べによる座席数シェア(延べ上映数×上映スクリーンの座席数)では、本作のシェアは全体の18.9%と最高値を記録。全国447スクリーンというのは、『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』などと変わらない水準だが、94分という短い上映時間が幸いして、一日の上映回数が増加。アニメ作品ながらレイトショーも実施されるなど、大人から子どもまで多くの観客を動員しているところが本作のヒットにつながっているといえるだろう。累計成績は動員412万9,400人、興収は50億2,818万8,870円を突破している。続いて2位も先週と変わらず、公開5週目となる映画『トイ・ストーリー3』。累計動員数は450万人を突破。このペースなら500万人突破は時間の問題かと思われる。
 
 そして3位には『仮面ライダーW(ダブル) FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ』が初登場。仮面ライダー史上初の3D映画という触れ込みで、全国460スクリーンでの公開(通常版273スクリーン/3D版187スクリーン)での公開。初日2日間の成績は、動員が25万1,720人、興収3億3,117万9,000円となった。その内訳としては、通常版の動員が13万6,597人、興収が1億5,760万7,300円、そして3D版が動員11万5,123人、興収1億7,357万1,700円となり、3D版の動員比率は45.7%とほぼ半数近くの観客が3D版を選んだことになっている。

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 4位から7位の顔ぶれは先週と変わっておらず、それぞれワンランクずつダウン。4位は『ソルト』、5位は『インセプション』となっている。また、6位は『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』で、累計動員が445万1,546人、興収は57億2,435万1,250円。8日からは、NTTドコモ動画で配信された映画『係長 青島俊作 THE MOBILE 事件は取調室で起きている!』がTOHOシネマズ日劇、東宝シネマズ梅田で1週間限定公開。AKB48の板野友美や笹野高史など、ゲストもユニークで、上映されたTOHOシネマズ日劇では満席の回が出るなど、まだまだ「踊る」ブランドは健在。これからのランキングにも期待したい。そして7位には公開5週目となる『劇場版ポケットモンスター/ダイヤモンド&パール 幻影の覇者 ゾロアーク』。累計動員が273万7,596人、28億2,818万2,670円という結果になった。

 そして今週、8位に初登場となったのは、3Dファンタジーアニメの『ヒックとドラゴン』。初日2日間の動員は8万58人、興収は1億1,600万2,600円だった。本作に登場するドラゴンの名前が「トゥース」ということから、同じ「トゥース」という持ちネタを持つオードリー春日と相方の若林をテレビCMに起用したり、ベッキー♪#が歌うイメージソングなども話題になった。本国アメリカでは、口コミによって客層が広がっていったという本作。日本での興行はどうなるのか、今後の展開に期待したい。

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 続く9位は『劇場版 NARUTO-ナルト- 疾風伝 ザ・ロストタワー』が2ランクダウン。そして10位は『昆虫物語みつばちハッチ ~勇気のメロディ~』も同じく2ランクダウンだが、9日間の累計動員は12万7,896人、興収は1億3,510万450円となった。そして、36スクリーンの小規模公開ながら先週9位で大健闘だった『ちょんまげぷりん』は11位と惜しくも圏外に落ちてしまった。

 今週末は『魔法使いの弟子』『ベスト・キッド』などが公開。また、注目作として『きな子~見習い警察犬の物語~』の名前を挙げておきたい。『ハチ公物語』や『HACHI 約束の犬』『クイール』『子ぎつねヘレン』『犬と私の10の約束』など、「犬を題材にした松竹映画は強い」というジンクスが本作にも当てはまるか、注目したい。(ランキングなどは興行通信社調べ)(取材・文:壬生智裕)

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