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ジョニー・デップ、実在の猟奇的殺人犯、3人の8歳児殺害事件の再審を訴える

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ジョニー・デップが少年たちを弁護する理由は?
ジョニー・デップが少年たちを弁護する理由は? - Jason LaVeris / Film Magic / Getty Images

 ジョニー・デップが米CBSのテレビ番組「48 HOURS MYSTERY」に出演し、アメリカ最大のえん罪事件ともいわれているウェスト・メンフィス・スリー事件で逮捕された当時ティーンエイジャーだった少年を弁護することがわかった。

 ウェスト・メンフィス・スリー事件とは1993年にアーカンソー州で3人の8歳の男の子が猟奇的な方法で殺害され、ずさんな捜査を行った警察が近辺に住んでいたティーンエイジャーの少年3人を逮捕したという事件だ。この3人はメタリカなどのへヴィメタルやスティーヴン・キングの小説を好んでいたことが殺害の動機とされ、警察に自白を強要されたということが徐々に明らかになり、アメリカではこの3人の再審を要求する運動や署名活動などが起きている。というのもこの3人を犯人に結びつける物的証拠は何一つ見つかっていないからだ。3人のうち一人は死刑、一人は終身刑の判決を受けている。(もう一人は懲役40年)

 ジョニーは「48 HOURS MYSTERY」の番組内でこの事件について語り、この事件の再審を強く訴えかけるが、新作の公開を控えたハリウッド俳優としては大きな賭けでもある。

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 ジョニーは事前のインタビューで「3人の無実を心から信じているよ。そして、彼らに対する社会の怒りは間違ったものだっていうことを知らしめなきゃいけないんだ」と語り被疑者であるティーンエイジャー(だった)のうちの一人が死刑を宣告されたことについて問われると悲しそうな顔を見せた。

 大事件で犯人と目されている人物の弁護をすることは俳優としてのイメージダウンにもつながりかねない。アメリカの中には保守的な人々もいて、誰もが彼らのえん罪を信じているわけではないからだ。それでもあえて事件に立ち向かうジョニーの思いは届くのか。

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