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『インビクタス』『涼宮ハルヒの消失』が初登場!『アバター』は100億円突破目前!!

映画週末興行成績

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初登場4位の『インビクタス』
初登場4位の『インビクタス』 - (C) 2009 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.

 世界中でメガヒットを記録しつつも、アメリカや韓国などでは1位の座を明け渡してしまった映画『アバター』だったが、日本ではその勢いがいまだ止まらず7週連続でトップを独走中。動員600万人、興収95億円を突破ということで、昨年度ナンバーワンヒットの映画『ROOKIES -卒業-』の最終興収85億5千万円を楽々と超えてしまった。このペースなら興収100億円突破も時間の問題だろう。

映画『インビクタス/負けざる者たち』写真ギャラリー

 『アバター』に隠れているため目立たないが、3週連続で2位をキープしている映画『オーシャンズ』の勢いもなかなかのものだ。今週明け時点の興収は累計約14億円を突破。保護者同伴の子ども料金を500円にする期間限定キャンペーンは3月5日までということで、まだしばらくはこの勢いが続くだろう。そして3位は山田洋次監督の映画『おとうと』が同順位をキープ。国民的映画『男はつらいよ』シリーズを彷彿(ほうふつ)とさせる作品世界が中高年層を中心に高い支持を集めているようだ。初登場4位は映画『インビクタス/負けざる者たち』。第82回アカデミー賞にモーガン・フリーマンとマット・デイモンが、ダブルノミネートされた。さらに監督のクリント・イーストウッドの前作となる映画『グラン・トリノ』が第34回報知映画賞や第64回毎日映画コンクール、第52回ブルーリボン賞などの外国映画賞部門を軒並み受賞するなど、日本での評価も高く、それらの流れで本作の注目度もアップしていると思われる。

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 5位は映画『ゴールデンスランバー』、6位は映画『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!』が共にワンランクずつダウンとなった。そして初登場7位は人気アニメを映画化した映画『涼宮ハルヒの消失』。約2時間43分という長尺で、なおかつ全国24スクリーンという小規模な公開であるにもかかわらず、行列・満員を記録する劇場が相次ぐなど、ファンが殺到。見事トップテン入りを果たした。映画『ラブリーボーン』は2ランクダウンの8位。9位は公開3週目の映画『サヨナライツカ』。興収10億超えも視野に入ったとして、「日本横断大ヒット御礼 凱旋舞台挨拶」と銘打ち、6日と7日の2日間、東京、名古屋、大阪、福岡の4都市・8劇場にて主演の中山美穂、西島秀俊による舞台あいさつを実施したことでも話題となった。10位は映画『パラノーマル・アクティビティ』が3ランクダウンとなった。ちなみにベストテン圏外は、11位が映画『Dr.パルナサスの鏡』、初登場12位は柴咲コウ主演の映画『食堂かたつむり』となっている。

 今週末は米倉涼子主演の人気テレビドラマを映画化した映画『交渉人 THE MOVIE』と、ロサンゼルス版映画『ラブ・アクチュアリー』として、ジュリア・ロバーツアン・ハサウェイなど豪華キャスト15人のアンサンブルが楽しめる恋愛映画『バレンタインデー』などが公開予定となっている。(ランキングなどは興行通信社調べ)(取材・文:壬生智裕)

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