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世界興収歴代2位『アバター』に命を吹き込んだ衝撃技術、エモーション・キャプチャーとは?

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映画『アバター』の技術はすごい!
映画『アバター』の技術はすごい! - (C) 2009 Twentieth Century Fox. All rights reserved.

 日本公開わずか3週間にして興行収入50億円を突破し、3週連続1位の爆発的ヒットを記録しているジェームズ・キャメロン監督の最新SF映画『アバター』を支えているのが、エモーション・キャプチャーと呼ばれるキャメロン監督自身が作り出した最新の映像技術だ。

映画『アバター』写真ギャラリー

 本作で重要な役割を果たすのが、舞台となる衛星パンドラに暮らす先住民のナヴィ族と、人間とナヴィ族のハイブリッドであるアバター。彼らは人間の3倍ほどの体長で青い皮膚をした、役者にそっくりな顔立ちの異星人だ。映画公開前は、そのビジュアルに対して否定的な声もあった。ところがいざ公開がスタートすると、実写の役者陣に負けるとも劣らない感情豊かな表情やダイナミックな動きに世界中が驚がく。否定的な意見は一蹴(いっしゅう)され「外見は違えど、感受性は人間だ」などと絶賛された。

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 いかにしてこのCGキャラクターが、人間の心を動かす感情を獲得したのか? その答えはキャメロン監督が本作のために構築した最新テクノロジー「エモーション・キャプチャー」にある。以前から役者の動きをコンピューターに記録し、CGキャラクターを創造する「モーション・キャプチャー」が存在しているが、キャメロン監督は「動き(モーション)だけでは不十分。感情(エモーション)までをとらえなければ、ナヴィ族は誕生しえない」と考えたのだ。

 役者の動きだけでなく、感情の宿った演技そのものをとらえるため、主演を務めるサム・ワーシントンらは、パフォーマンス・キャプチャー・スーツとフットボールのヘルメットに似た特別な小さなカメラが装着されたヘッドギアを着用。このカメラは役者の顔の方を向いていて、これまで不可能だったほどの詳細なレベルまで、表情や筋肉の動きを記録することに成功。その結果本作では、CG合成された役者がバーチャル・ステージで見せた豊かなニュアンスを備えたアバターとナヴィ族が誕生した。完成した映像についてサムは「ナヴィ族の体になっているとはいえ、そこに僕の人格、僕の心が宿っている。度肝を抜かれたね!」とその衝撃の様子を語る。

 なおオフィシャルサイトでは、エモーション・キャプチャー撮影の舞台裏がのぞける動画も公開され、本作が成し遂げた偉業を改めて知ることができる。キャメロン監督がエモーション・キャプチャーを駆使して築き上げた映画『アバター』という新世界を目撃、いや体感してほしい。

映画『アバター』は全国公開中

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