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『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』強し!3週間連続で首位!-11月16日版

映画週末興行成績

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MJ強し……映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』
MJ強し……映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』

 今週のベストテンには4本の新作がランクインしたが、3週連続ナンバー1を記録した映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』の勢いには一歩及ばなかった。2週間限定の上映予定だった『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』だが、期間が延長されたことによりリピーターとさらなる口コミが広がっていることもあり、今だに好成績をキープ中だ。

映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』写真ギャラリー

 初登場2位となったのは、イギリスの国民的作家ディケンズの小説を映画化したロバート・ゼメキス監督の『Disney'sクリスマス・キャロル』。ファミリー層を動員し、好位置をキープ。ちなみに本作では通常の興行に加え、特別料金で割引のきかない3D版やIMAX-3D版の成績も加算されるため、必然的に平均単価は高くなった。続く3位は、こちらも初登場となった宮藤官九郎脚本、阿部サダヲ主演の映画『なくもんか』。全国303スクリーンの公開で、土日2日間の成績は動員16万4,017人、興収2億566万7,400円と快調な出足を記録。瑛太ファンや、宮藤、阿部の所属する大人計画ファンなどを中心とした20代の観客中心に支持されており、男女比3:7と女性の比率が多いのが特徴となっている。

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 そして初登場4位を記録したのは松本清張生誕100周年記念作品の映画『ゼロの焦点』。全国322スクリーンの公開で、土日2日間の成績は動員13万7,843人、興収1億5,732万3,950円と順調な船出。松本の小説や映画、ドラマなどに親しんできた中高年層を中心にアピールし、中でも50代の観客が最も多く来場していた。5位の映画『僕の初恋をキミに捧ぐ』、6位の映画『沈まぬ太陽』、7位の映画『映画 フレッシュプリキュア! おもちゃの国は秘密がいっぱい!?』はそれぞれ3ランクダウンとなっている。8位には、角川春樹12年ぶりの監督作となる映画『笑う警官』が登場。全国233スクリーンの公開で、土日2日間の成績は動員4万5,832人、興収5,514万3,400円とまずまずのスタート。ただし角川監督自らが設定した150万人の動員目標という面から見ると、少し物足りない成績か。

 公開6週目となる映画『カイジ 人生逆転ゲーム』は4ランクダウンとなり9位に。公開3週目となる映画『風が強く吹いている』は3ランクダウンの10位となっているが、辛うじてベスト10圏内に踏みとどまっている。

 今週末は3連休を迎え、映画『イングロリアス・バスターズ』『2012』といった強力作が公開。これまで独走を続けてきた『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』も27日の上映最終日に向けて、来週がいよいよラストラン。有終の美を飾ることができるだろうか?(ランキングなどは興行通信社調べ)(取材・文:壬生智裕)

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