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彼を保護責任者遺棄致死罪に問えるのか?石田ゆり子と三浦友和が実在した夫婦を熱演

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三浦友和と石田ゆり子
三浦友和と石田ゆり子

 夫婦でワゴン車に乗って旅をしている最中、末期がんだった妻が亡くなり保護責任者遺棄致死事件として報道された、実際にあった事件に隠された真実の愛を描く、「死にゆく妻との旅路」(仮題)が映画化される。

 本作は夫であった清水久典さんの手記「死にゆく妻との旅路」(新潮社刊)を映画化したもので、罪に問われた人間とはいえ、その手記につづられる純愛は読むものの心を揺さぶり15万部を売り上げた。

 宮崎あおいの『初恋』を手掛けた塙幸成監督が事件の裏に隠されたラブストーリーを中心に描く。塙監督は本作について、「妻をがんで亡くすという身近な話なので丁寧に描きたいと思います。生き方を正しい、正しくないという尺度ではなく、こういう生き方もありましたというふうに、観客にきちんと提示したい話だと思います」と意気込みを語った。

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 がんに冒された妻、清水ひとみさんを演じる石田ゆり子は、「最初に台本を読んだときに、二人の間にあるきずなと、ひとみさんのいじらしさ、人としての強さにすごく感動して涙が止まりませんでした。読み終わってすぐに「ぜひやらせてください!」とお返事したほどです。ひとみさんは、こんなに人を愛することができて幸せだと感じました」とこの夫婦の物語に心から感動したことを明かした。

 また、保護責任者遺棄致死罪に問われた夫、清水久典さんを演じるのは、自身も円満な家庭を長年築き続けている三浦友和。「この夫婦の話は決して他人事とは思えない部分があり、すぐ感情移入できました。夫婦は千差万別で、事件の記事だけでは読み取れない、何かがこの夫婦の間にもあると思います。その行間を演じる中で伝えたていきたい」と夫婦のあり方と同時に演じる上での意気込みも語った。

 北陸、中部、西日本と2人の実際の9か月にわたる足跡をたどった映画『死にゆく妻との旅路』(仮題)は、8月末にクランクイン、夏パートや冬パートをその季節ごとに撮り、2010年1月にクランクアップする予定。公開は2010年。

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