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『アマルフィ』西谷弘監督が語る!「40代になった織田の大人の魅力を引き出した!」

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自信作について熱く語る西谷弘監督。
自信作について熱く語る西谷弘監督。

 フジテレビ開局50周年記念作品映画『アマルフィ 女神の報酬』で、主演の織田裕二とともに骨太なサスペンス超大作を作り上げた西谷弘監督に話を聞いた。

映画『アマルフィ 女神の報酬』写真ギャラリー

Q:今回、アマルフィを舞台に映画を撮られた感想はいかがですか?

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その圧倒的な美しさに負けないようにしようと思いました。風景にこびない、絵はがきが動画になっただけのような風景の羅列は避けたいと。あくまで人を中心にとらえる。世界遺産も風光明媚(めいび)な土地も、ぜいたくな背景にしていくことが新しい観光映画を生むのではないかと思いました。

Q:主人公の外交官・黒田役の織田さんがとてもクールです。

エネルギッシュでメッセージ性の強いキャラクターが多かったですからね。今回は織田さんのイメージを動から静へとシフトチェンジしてみたんです。40代になった大人の魅力を引き出せたらと思いました。僕は、普段カメラが回っていないところで見せる織田さんの持つ色気をよく知っていたので、僕の中では、割と早い段階から黒田像は見えていました。

Q:長期海外ロケで、最も大変だった撮影はどのシーンでしょうか?

楽なシーンは一つもなかったです(笑)。中でもサラ・ブライトマンが出演したガゼルタ宮殿は、限られた時間と暴風雨という悪天候の中での撮影となり厳しかったですよ。コンサートシーンと捜査をカットバックさせていくだけならもう少し楽だったのだろうけど、サラのプロモーションビデオを借りてきて貼り付けたようなものにはしたくなかった。それと、ローマに渋滞を作ってのシーンは、ローマの町をパニック状態にさせたんですけど、撮影しているこちらの方がパニックでした(笑)。

Q:最後に映画を待っている人たちにメッセージをお願いします。

豪華キャストをあこがれの地に集めてのフジテレビ開局50周年記念作品。でも、単なる“お祭りムービー”だけに終わらせたくない。日本映画の枠を超えたエンターテインメント作品として2作目、3作目と続くようなものにできたらうれしいです。皆さんの目に本作がどのように映るのか、反応がとても楽しみです。

映画『アマルフィ 女神の報酬』は全国公開中

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