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アニメ映画強し!『カールじいさんの空飛ぶ家』が全米ナンバーワンに!!-5月31日版

全米ボックスオフィス考

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どんどん上がっていくぞい! (映画『カールじいさんの空飛ぶ家』より)
どんどん上がっていくぞい! (映画『カールじいさんの空飛ぶ家』より) - (C) Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.

 アメリカの3,766館、6,700スクリーンで大公開されたピクサー作品10作目にあたる映画『カールじいさんの空飛ぶ家』が、6,810万ドル(約68億1,000万円)週末ランキング第1位の座に輝いた。(1ドル100円計算)

映画『カールじいさんの空飛ぶ家』

 同作品はピクサー初の3D映画で、アメリカで3D公開している映画館は1,534スクリーンで同作品ボックスオフィス収入のうち、3,540万ドル(約35億4,000万円)を占めており、先日公開された映画『モンスターVSエイリアン』の3,240万ドル(約32億4,000万円)を抜いた。

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 ディズニーが行ったアンケート調査によると『カールじいさんの空飛ぶ家』を観にきていた53パーセントが女性で、全体の47パーセントが17才以下の観客だったという統計が発表されている。

 第2位は、先週トップから55パーセントダウンで映画『ナイト ミュージアム2』の2,435万ドル(約24億3,500万円)。第3位は映画『ターミネーター4』で、1,640万ドル(約16億4,000万円)の売り上げとなり、公開後11日間の総合興行収入は9,090万ドル(約90億9,000万円)と少々元気がない。これから海外での興行成績およびDVDなどの売り上げが、この映画の真の実力を判断する最終的な決め手となるだろう。

 第4位は、2,900スクリーンで公開されたホラー映画『ドラッグ・ミー・トゥ・ヘル』(原題)。ホラーの大御所で、映画『スパイダーマン』シリーズの監督としても知られるサム・ライミ監督久々のホラーである。彼の作る映画はメチャクチャ恐いというよりもアメリカでいうところの“キャンピー(わざと大げさにすること)”な作りで笑いをとるホラー・コメディー一歩手前といった独特のジャンルわけとなる。ともすると純ホラーファンには中途半端な恐怖映画扱いをされかねず、また万人向けでもないことから1,580万ドル(約15億8,000万円)という比較的地味なデビューとなった。

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 さて、一方で笑いが止まらないのは第5位の映画『スター・トレック』だ。公開後24日で2億930万ドル(約209億3,000万円)の興行成績を記録し5月27日をもって、これまで2009年度全米興行収入のキングだった『モンスターVSエイリアン』を引きずり下ろして見事トップの座に収まった。今回のランキングでは1,260万ドル(約12億6,000万円)をたたき出し、先週からの下降率も45パーセントのダウンにとどまり上々のスタミナを見せており、快進撃はまだまだ続きそうだ。

 次週上位ランキングが予想されるのは、リメイク3D超大作映画『ランド・オブ・ザ・ロスト』(原題)だ。お笑い男ウィル・フェレル主演のアドベンチャー・コメディーで、予告編を見た限りでも今週第1位だった『カールじいさんの空飛ぶ家』も歯が立たないのでは……!?

 もう一つは、いくらかマイナー路線なもののかなりのヒットが期待される映画『ザ・ハングオーバー』(原題)。人気テレビシリーズ「エイリアス」でウィルを好演したブラッドレイ・クーパー主演の大人向け爆笑コメディーだ。次週の上位争いも、こうご期待! (取材・文:神津明美 / Addie Akemi Kohzu)

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