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「デスノート」実写版アメリカで上映され大好評!原作は少年ジャンプ30万部、単行本100万部の人気!

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Lにかなり影響されているアーサー君
Lにかなり影響されているアーサー君 - Photo:Nobuhiro Hosoki

 ワーナー・ブラザーズ(アメリカ)が集英社の人気コミック「Death Noteデスノート」の実写映画化権を獲得したばかりだが、実際アメリカでの「Death Noteデスノート」人気とはどういったものなのだろう。これまでアメリカで限定公開された映画『DEATH NOTE デスノート前編』『DEATHNOTE デスノート the Last name』『L change the WorLd』と、放映されたアニメ、原作漫画、そして観客の声を紹介しよう。

映画『DEATH NOTE デスノート 前編』

 映画『DEATH NOTE デスノート前編』『DEATH NOTE デスノート the Last name』英語吹き替え版がアメリカで限定公開され、『L change the WorLd』ではファンからの要望に応えて字幕版と吹き替え版の両方を公開した。吹き替え版はカートゥーン・チャンネルで放映されていたアニメ・シリーズの声優が起用された。『DEATH NOTE デスノート前編』は2008年5月20日、21日に約300館で公開。わずか2日間で6万5,000人以上の動員を記録した。この結果を受け、『DEATHNOTE デスノート the Last name』は約400館で公開された。

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 そして先月ついに限定公開された映画『L change the WorLd』も大好評を博した。放送を観た高校生のドノバン君は、「僕は、カートゥーン・チャンネルで放映されていたアニメの『デスノート』を全部観ていて、そのスピンオフの実写版映画も気になってた。実際観てみたら、キャラクターの個性が生かされていていいと思ったね」とガッチリ心をつかまれたようだ。ちなみにテレビアニメ「デスノート」は、ケーブルのカートゥーン・チャンネルで2007年10月から2008年7月まで全37話放送され、深夜であるにもかかわらず、数百万の視聴者を魅了した。なおアニメ版、実写版DVDはともに、世界最大のスーパーマーケット・チェーンであるウォルマートでも販売されており、現在アニメ版は20万部以上、実写版もあわせて15万部以上の出荷があるとのこと。

 また、Lに強い影響を受けているアーサー君は、格好や雰囲気がLそのままの少年だ。「僕は、原作を読んで大ファンになったんだ。『DEATHNOTE デスノート 前編』はラストが原作と違っていたよね。スピンオフの『L change theWorLd』は、原作では外に出ることが滅多にないLが結構外で動き回っていたから、とても面白く観ることができたよ」と興奮ぎみ。ちなみに「DeathNote デスノート」は、サンフランシスコに拠点を置く出版社ヴィズ・メディアが少年ジャンプの英語版を出しており、2005年10月から2008年の2月まで掲載されていた。アメリカでは週刊ではなく月刊ではあったが、2008年には月に約30万部を発行するなど、高いセールスを記録している。また「デスノート」の漫画単行本のアメリカ国内の売り上げは(実売)100万部を突破している。

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 アメリカでの「デスノート」原作の知名度は上々のようで、なおかつ実写映画版も好評のよう。だがワーナー・ブラザーズは日本版映画のリメイクではなく、あくまで原作の映画化にこだわりをみせているようだ。これは、アメリカの解釈で製作するという意向を示しているともいえるだろう。どういったものが作られるかは未定だが、原作に人気があればあるほど、観客の実写映画化に対するクオリティー要求へのハードルも上がるといえよう。(取材・文:細木信宏 / Nobuhiro Hosoki)

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