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石橋凌が激白!女王様からSMプレイの指導を受けた「inju」上映

第65回ヴェネチア国際映画祭

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『inju』の石橋凌 第65回ヴェネチア国際映画祭にて
『inju』の石橋凌 第65回ヴェネチア国際映画祭にて - 写真:中山治美

 第65回ヴェネチア国際映画祭にて、江戸川乱歩の小説「陰獣」をフランスのバーベッド・シュローダー監督が現代を舞台に描いたコンペティション作品『inju』が現地時間29日に公式上映された。それに先立ち、日本人キャストの一人である石橋凌が取材に応じた。

 同作品は仏の小説家アレックスブノワ・マジメル)が、新書のPRで訪れた京都で、「陰獣」を彷彿とさせる事件に巻き込まれていくサスペンス。アレックスを魅了する芸者・玉緒に仏在住のモデル・源利華が演じ、その玉緒を寵愛する実業家・茂木役が石橋だ。

 出演の経緯について石橋は「3年前にオーディションを受けました。最初はテレビ映画として制作すると聞いていたのですが、(過激な内容で)放送コードに引っかかったのか企画が止まってしまった。その後、今度は映画として製作すると聞き、またオーディションを受けようとしたら、監督から『君がこの役でよければ、そのまま引き受けてくれ』と言われて、出演が決定しました」。茂木はSM嗜好の持ち主で、石橋は現役の女王様から指導を受けたという。そして、石橋がムチを振るって見せたところ、女王様に「さすが、お上手ですね」と言われたという。
 
 石橋は「プロの方いわく、『SMは本当の暴力ではなく、一つのプレーとして精神的な面が重要。それが分かっている』と言われまして(苦笑)。あいにく、個人的にそういう趣味はないですし、目覚めたということもありません。いろんな悪役を演じて来ましたが、SM好きというのは初めてです」と笑った。また石橋にとって本作は、ショーン・ペン監督作『クロッシング・ガード』出演以降、記念すべき10本目の海外作品となるが、「出来れば今度は、日本の作品で映画祭に参加したいですね」と豊富を語った。(取材・文:中山治美)

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