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ヴェネチア映画祭審査委員長は日本びいき?今年の金獅子賞の行方

第65回ヴェネチア国際映画祭

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親日家のヴィム・ヴェンダース様、どうか日本をひいきしてください。
親日家のヴィム・ヴェンダース様、どうか日本をひいきしてください。 - 写真提供:WOWOW

 第65回ヴェネチア国際映画祭にて、審査委員の記者会見が行われ、審査委員長のヴィム・ヴェンダース監督ほか7人のクリエーターが登壇した。

 審査委員長といえば、その年の受賞作のカラーを決めるキーパーソンだ。昨年は審査委員長のチャン・イーモウが同じ中国圏のアン・リー監督の映画『ラスト、コーション』に金獅子賞を与えたため、一部の記者からはブーイングが起こったりもした。

 そういった意味で今回のヴェンダース監督はドイツ人監督でありながらハリウッド映画や、小津安二郎の影響が作品の中に感じ取れる監督であり、バランスの取れた感覚を持ち合わせた人物だ。

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 特に親日家であることは有名で、写真家の夫人とともに日本の風景を集めた写真展を日本で開いたこともあるほどで、その写真は日本の古都などを情緒的に写し出した、いわゆる日本美が表現されている作品だ。

 会見でヴェンダース監督は、今回日本の作品がコンペティション部門に3作品も出品されていることについて「中国、香港、日本など、最近すごくパワーのあるアジアの作品が出てきているので、僕たちも注目しているよ。映画の波がアジアに来ているのかもね。観るのが楽しみだよ」とあえて日本を強調した発言はしていないが、日本のわび・さびを知り尽くしたヴェンダース監督に日本人の期待は高まる。賞の発表は、9月6日(現地時間)にて行われる。(ヴィム・ヴェンダースのコメントはWOWOWより提供)

「速報!ヴェネチア映画祭2008」は9月13日午前10:50より、「VIVA ヴェネチア映画祭2008」は9月21日午前11:30よりそれぞれWOWOWにて放送

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