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宮沢りえが、ミステリアスなブロンドの殺し屋に初挑戦!

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左から宮沢りえ、永瀬正敏、役所広司
左から宮沢りえ、永瀬正敏、役所広司

 26日、映画『ゼラチンシルバーLOVE』の現場記者会見がシネマ・ジャック&ベティで行なわれ、主演の宮沢りえ永瀬正敏役所広司、そして操上和美(くりがみかずみ)監督が作品について語った。

 宮沢は、真っ黒の衣装にシルバーブロンドのウィッグをつけ、アイラインを濃く引いたミステリアスな姿で登場。今回演じるのは殺し屋の役だという。「操上監督は16歳のときにコマーシャルでお仕事をご一緒させていただいて以来、ずっと敬愛する方。台本を読む前に、二つ返事じゃなく、0.5返事くらいの速さで“やりたい!”と即答しました」と名写真家の初監督作に出演できる喜びを語っていた。人を殺すときに毎回違う変装をするそうで、映画では宮沢の七変化を楽しめるようだ。

 その宮沢を24時間ずっと観察して写真を撮り続ける男を演じる永瀬は、「操上監督と仕事ができて光栄です。監督の世界を体感したい」と緊張気味に抱負を述べていた。この作品はセリフがとても少ないそうで、役所は「この映画は言葉を通していろいろ説明するのではなく、キャラクターが肉体を通して出てくる、そういう楽しみ方ができる作品になると思う」と解説していた。

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 「映画はストーリーを語るものだが、本作は宮沢、永瀬、役所、そして天海祐希の4人の俳優たちのカラーのハーモニーで、観てドキドキするような映像による絵画のドローイングのような作品になる」と語った操上監督。公開は来年とかなり先だが、デジタルカメラ全盛の現代に、ゼラチンシルバーへのこだわりを感じさせる作品の完成が今から楽しみだ。

 『ゼラチンシルバーLOVE』は、依頼人(役所)に頼まれて、カメラマンの男(永瀬)が、美しい女(宮沢)を24時間毎日撮り続けるというストーリー。ゼラチンシルバープリントとは、フィルムで撮影して現像する銀塩写真を印画紙にプリントしたもののこと。数々の賞に輝き72歳の現在も第一線で活躍する写真家・操上和美にふさわしいタイトルだ。
 
 映画『ゼラチンシルバーLOVE』は2009年公開予定。

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