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キーラ・ナイトレイ激白…監督に直談判!「つぐない」の脚本を泣きながら読んだ…

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「脚本を読んだときに、泣きじゃくってしまったわ」とキーラ・ナイトレイ
「脚本を読んだときに、泣きじゃくってしまったわ」とキーラ・ナイトレイ - 写真:細木信宏

 ニューヨークで、新作映画『つぐない』の記者会見が行われ、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズでおなじみのキーラ・ナイトレイが、この映画について語ってくれた。『つぐない』は、イギリス作家イアン・マキューアンのロマンス小説「贖罪」を基に製作され、イギリスの長編小説の権威ある文学賞のブッカー賞を受賞している。

 『つぐない』は、第二次大戦に揺り動かされた究極のラブストーリー。すでに映画『プライドと偏見』で共に組んだジョー・ライト監督についてキーラは、「いつもクリエイティブな関係が保たれていて、それはスクリーンで表現する俳優と女優の関係と同じくらい、監督との関係は重要だと思っているわ。なぜか彼とはウマが合って、撮影の後半部分では、彼が指示を出さなくても、彼が何を要求しているのか分かったわ」と答えた。

 そのライト監督からは初めに、彼女が演じたセシーリアではなく、成長したブライオニーを演じるよう言われていたらしい。「脚本を読んだときに、泣きじゃくってしまったわ。そしてどういう訳だかセシーリアの役が気に入ってしまい、その提案をジョーとランチを食べたときに持ち出したの。彼の方は、ブライオニーで推し進めてきたから、その場のランチでは、お互いがそれぞれの役を納得させるぐらい話し合ったの。結局、その後2度のランチで決まったわ。今では、セシーリアを演じて本当に良かったと思っているわ」と話した。

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 この時代に適したリサーチに関して「わたしは、いつもこの時代に魅了されていて、ロンドンに住んでいると市内のあっちこっちで今でも大戦の傷跡の残った建造物を目にすることがあるの。撮影前の3週間のリハーサル際に、あの時代のイギリス映画、特にデビット・リーンの映画『逢びき』をよく観たわ」と答えてくれた。

 『つぐない』は、 13歳の少女ブライオニーがあこがれていたロビー(ジェームズ・マカヴォイ)と姉セシーリア(キーラ)との関係に嫉妬(しっと)し、彼女が付いたうそが、後に取り返しの付かぬほど、彼らの人生を大きく変化させるストーリー。現在アメリカでこの作品の評価は、アカデミー賞のノミネートは確実で、最優秀作品賞の呼び声も高いほどの話題作となっている。(取材:細木信宏 シネマトゥデイ)

映画『つぐない』は2008年春、全国公開
オフィシャルサイトtsugunai.com

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