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マシ・オカ、「ヤッター!」でちょっとモテるようになりました

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 「ヤッター!」という掛け声が話題になり大ブレイクした日本人俳優マシ・オカを始め、日本でも今週から放映が開始された、今アメリカで大人気のドラマ「HEROES/ヒーローズ」のキャスト4名が来日した。

 それぞれが特殊能力を発揮する本作で、もしも自分の特殊能力を使えたら何をするかという質問に対して、時間を自由に動かす能力を持つヒロ・ナカムラを演じるマシ・オカは、「自分は、大学1年生のころに戻りたいですね。それで、大学生だった自分に恋愛のアドバイスをしたいです。あの子とは絶対に付き合わないほうがいい! って言ってあげたいんで。彼女が原因で僕の恋愛観はかなり変わったので!」と、コミカルな役柄そのままなキャラクターで話すと、人の心を読むことができる警官マット役を演じているグレッグ・グランバーグも、「もしも人の心が読めるなら、真っ先に女房の心を読みたいよ。それで、彼女が何を欲しがっているか、何をして欲しがっているか見てみたいね」と取材を盛り上げていた。

 また、心の中に凶暴性を持つセクシーなシングルマザー、ニキ・サンダースを演じたアリ・ラーターは、人間味あふれるキャラクター描写について、「これまでヒーローものというのは、美しい、完ぺきな登場人物が多かったけど、このドラマに登場するヒーローたちは、とても共感しやすいんじゃないかと思うの。私が演じるシングルマザーも、シングルだけどセクシーで、すごく魅力的。完ぺきな人間なんていないから、そういう型にはまらないヒーローのキャラクター描写が、視聴者から愛されているところだと思うわ」と話した。

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 特殊な能力を持ったヒーローたちを追いかけるモヒンダーを演じるセンディル・ラママーシーにとってのヒーロー像は「家族」だという。「インドという国はとても保守的なので、子どもが役者をやりたいと言ったときは、みんなが反対するんです。実際の私の家は、父も母も、妹も医者なので……。そんな家庭なのに、役者になりたいと言った僕を全面的にサポートしてくれた家族にはとても感謝しています」。本作に出演するまでは、家族から仕送りを受けていたというセンディルも、今では全米の視聴率ナンバーワンを保持する人気ドラマの主演俳優だ。ドラマの中で、特殊能力が目覚めた登場人物たちのように、彼らの人生もまた大きく変わった。

 「このドラマに出てから、“ヤッター”のおかげで、ちょこっとだけモテるようになりました」と笑ったマシ・オカだったが、現在でもジョージ・ルーカスが経営するVFX工房 ILMで週1、2日は働いているそうだ。そんなごく“ふつう”のマシ・オカが、キュートに日本人役を演じている「HEROES」。本人は、「アメリカ視点で描いた日本なので、なんて言われるか心配です」などと話していたが、彼の憎めないキャラクターのおかげで、アメリカにおける日本人サラリーマンの印象がよくなったことは間違いない。誰もが、英雄になれる……。そんな夢を与えてくれる「HEROES/ヒーローズ」は、今年、最も注目すべき海外ドラマだ。

「HEROES/ヒーローズ」は、海外ドラマ専門チャンネル スーパー!ドラマTVにて、放映中。

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