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マイケル・ムーア、ロス市庁舎前でシュワ知事にもの申す!

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ロサンゼルス市長のアントニオ R.ビヤライゴーサ氏とマイケル・ムーア
ロサンゼルス市長のアントニオ R.ビヤライゴーサ氏とマイケル・ムーア

 今年のカンヌ国際映画祭で上映されてから、アメリカ政府によるマスターテープ没収の危機など、早くもさまざまな話題でいっぱいのマイケル・ムーア監督の新作『シッコ』。

 6月29日の全米公開に向け、ロサンゼルス市庁舎前にて、本作のテーマである医療保険体制の改善を訴える集会が開かれ、マイケル・ムーアがロサンゼルス市長・アントニオ R.ビヤライゴーサ氏や映画の出演者たちとともに出席、演説を行った。

 ここで、マイケル・ムーアは、アメリカ人の「共有しない、助け合わない」という国民性を強く非難し、アメリカ政府にもほえた。また、その反面「日本人のメンタリティーには共有し、助けあう心がある。それは非常に大切にすべきことだし、アメリカ人も見習うべき」と日本からの報道陣の質問に対し気を遣う面も。

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 マイケル・ムーアは「健康保険は、特権ではなくて基本的な人権なんだ。先進国の中で唯一われわれには公的な保険制度がない。目の前に治せる患者がいるのに治療を施す前に“その場に居ない医者ではない”人間に(保険会社の人間)許可を求めなくてはならないなんて。医者と患者の間に中間業者が介在する余地なんて必要ない」と熱く語った。

 そして、カリフォルニア州知事であるシュワルツェネッガーを名指しでとりあげ「わたしが若いころにすごしたオーストリアと同じ安定的な医療をカリフォルニア州に導入する! と言ってもらいたい。彼のあの健康的な体を作ったオーストリアの保険制度をね!」と皮肉ともとれる言葉を投げかけた。

 『シッコ』は、マイケル・ムーアが、4700万人の無保険者だけではなく、保険料を支払っている数百人にもマイナスの影響を及ぼすアメリカの医療システムの実態を明らかにするドキュンタリー。カナダ、イギリス、フランスを訪れ、国民全員が無料医療の恩恵を受ける国の事情を見つめながら、アメリカの混乱した医療制度を浮き彫りにしていく。

『シッコ』は、8月25日より、シネマGAGA!ほか全国で公開
オフィシャルサイト
sicko.gyao.jp

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