最優秀主演女優賞は、ヘレン・ミレン！

　ロサンゼルス25日（日本時間26日）、第79回アカデミー賞の最優秀主演女優賞は、『クィーン』のヘレン・ミレンが受賞した。

　女優として苦難のときを経て、ついにオスカー像を手にしたヘレン・ミレンは、名前を呼ばれると静かにうつむいたあと、隣に座る夫と軽いキスを交わして壇上に上がった。

　「この最高の賞を、ノミネートされていたほかの素晴らしい女優の皆さんと共有したいと思います。」と静かに語り、スタッフ、キャストに感謝の気持ちを語った。

　また、『クィーン』の主人公であるエリザベス女王を、「50年間に渡って、尊厳と、髪型を保ちつづけたエリザベス女王。彼女は、どんなときでも地に足をつけて、さまざまな嵐をくぐり抜けてきました。彼女がいなかったら、いま、わたしはここにいません。クイーンに！」と、母国であるイギリスのエリザベス女王を称えて、高々とオスカーを掲げた。

『クィーン』は、1997年8月31日に交通事故で他界したダイアナ元妃をめぐって、揺れ動く英国王室の内実を描いた衝撃のドラマ。英国と王室に造詣が深い『危険な関係』のスティーヴン・フリアーズが監督を務め、事故からダイアナ元妃の国葬が執り行なわれる数日間の英国王室、エリザベス女王の一挙手一投足にスポットを当てる。

『クィーン』は4月G.W.よりシャンテ シネほかにて公開。
『クィーン』オフィシャルサイトqueen-movie.jp

（協力：WOWOW）