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紀香も興味津々!元副大統領アル・ゴアが地球温暖化の危機を熱弁

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観客の心をわしづかみにした元アメリカ副大統領アル・ゴア
観客の心をわしづかみにした元アメリカ副大統領アル・ゴア

 元アメリカ副大統領アル・ゴアが自らの半生を語り、地球温暖化に対する問題提起をしていることで全米でも大ヒットした話題のドキュメンタリー『不都合な真実』のジャパン・プレミアが15日行われ、来日したアル・ゴアが舞台あいさつを行った。

 元副大統領が日本の観客の前で直々に映画を宣伝するということで、藤原紀香をはじめ著名人も多数来場。報道陣だけでなく警備員の数も多く会場は少しピリピリムード。

 そんな中、舞台あいさつにさっそうと登場したアル・ゴアはだいぶ貫禄がついた感じだが、マイクを持つとすぐハリのあるよく通る声で話し始めた。

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 「地球温暖化による気候の危機は、人類にとっての最大の危機だと私は思います。英語で危機はクライシス(crisis)と言いますが、この言葉には希望という意味は含まれません。しかし日本語で“キコウノキキ(日本語で発音)”と書くとき、キキ(危機)の最初のキは危険の危という字ですが、2番目のキは機会の機です。これにはチャンスという意味があるではないですか。日本語のほうが、“気候の危機”は人類が直面する最大の危険であるけれども、同時に、未来へのチャンス(機会)でもあるということを表しています」

と、漢字の意味を踏まえた説明で、いきなり日本の観客の心をぐっとつかむ話術はさすが。

 「われわれはこの危機を救うためのさまざまな解決策をもっている、足りないのは行動する意思だけ。行動する意思は再生できる資源です。みなさん、この映画を観るときに、目と耳を傾けるだけではなくて心で受け止めてほしい。そしてこの問題を解決する一員になってほしいと思います」

 ほんの10分にも満たないあいさつだったが、原稿などを全く見ずによどみなく話す元副大統領のオーラに観客も圧倒され盛大な拍手でこたえていた。

『不都合な真実』オフィシャルサイトは1月20日より全国ロードショー
futsugou.jp

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