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『ジョーカー』ホアキン、ヤバすぎ怪演映画が一挙放送!

ジョーカー
(c) 2019 Warner Bros. Entertainment Inc. TM & (c) DC Comics

 ホアキン・フェニックスがアカデミー賞主演男優賞に輝いた映画『ジョーカー』の放送を記念して、WOWOWでは7月23日(木・祝)~25日(土)にホアキン出演作7作を含む名作群を一挙放送する。『ジョーカー』はもちろん、彼の怪演が際立つラインナップを紹介しよう。(編集部・市川遥)

狂気の激やせ!『ジョーカー』

ジョーカー
(c) 2019 Warner Bros. Entertainment Inc. TM & (c) DC Comics

 『ジョーカー』でホアキンが演じたのは、社会から軽視されてきた貧しい大道芸人のアーサーが、世界の全てを狂わせる悪のカリスマジョーカーへと変貌していくさま。DCコミックからは離れて「ジョーカーのような人間はどのようにして生まれるのか」を徹底してリアルに描くべく、ホアキンは4か月かけて24キロの減量を行い、肋骨が浮き出るほどガリガリに。人生に満足したことがなく、愛と尊敬に飢えたアーサーを外見から内面まで体現している。

 特筆すべきは、地下鉄で事件を起こして公衆トイレに逃げ込んだアーサーが、何かに取りつかれたように奇妙な踊りを始めるシーンだろう。彼の中にあるジョーカーがついに解き放たれたことが、セリフに頼ることなく強烈に表現されている。ホアキンのすさまじい怪演に感化された人々が暴力に走ることが懸念され、アメリカでの公開時には警察による映画館の警備が強化されたほど!

激太りに顔面うんこ!『容疑者、ホアキン・フェニックス』

容疑者、ホアキン・フェニックス
(c) 2010 Flemmy Productions, LLC

 『容疑者、ホアキン・フェニックス』は、ホアキンが2008年に突然「ラッパーになる」と俳優引退を宣言した後、下手すぎるラップを叩かれて激太りし、薬物依存症だとウワサされるほど奇行を繰り返すようになっていく過程を2年にわたって追ったフェイクドキュメンタリー。そう、フェイクなのだ。ホアキンは本当に全ての仕事をキャンセルして2年にわたってメディアや同業者、ファンをだまし、破綻していく“ホアキン・フェニックス”を演じ切っている。

 転落していく自分をあまりにリアルに演じるホアキンの振り切れぶりがすさまじく、ドラッグや買春パーティーに興じる姿や、顔面に放便されるシーンまであり、「この人大丈夫なの?」と心配になるほど。実際にトークショーに出演した際の、挙動不審で会話すらままならない状態にはぞっとする。なお本作の狙いは、ホアキンの演技に対する周囲の反応をカメラに収めることで、メディアと視聴者とセレブの関係を掘り下げることだったという。

ブチ切れで放送禁止用語の応酬!『ザ・マスター』

ザ・マスター
(C)MMXII by Western Film Company LLC.

 『ザ・マスター』は、第2次世界大戦後のアメリカで急激に信者を増やしていった新興宗教団体のカリスマ教祖(フィリップ・シーモア・ホフマン)と、除隊後の日常になじめず、教団にのめり込んでいく男(ホアキン)のドラマ。互いに危険だと感じながらも磁石のように引き寄せ合ってしまう二人を演じた名優同士の演技合戦は、ビリビリするほどの緊張感だ。

 ある事件によって二人が留置所に入れられてしまうシーンは、あまりにも壮絶。両手を拘束されても獣のように大暴れし、警官4人がかりで留置所に入れられたホアキンは、背中で二段ベッドを突き上げ、壁に頭突きし、便器まで粉々に破壊! 隣の房から穏やかに語り掛けるマスターにも激しく反抗し、互いにブチ切れて放送禁止用語の応酬となるさまには息をのむ。

幅広い演技力!キリストからカントリーミュージシャンまで

マグダラのマリア
(c) 2016 Water Productions Limited and Spirit Film Holdings Pty Ltd. All Rights Reserved.

 そのほかにもホアキンの演技に目が釘づけになる作品がラインナップされており、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道[エクステンデッド版]』、婚約者のルーニー・マーラと共演した『マグダラのマリア』、『エヴァの告白』『アンダーカヴァー』『ゴールデン・リバー』という充実ぶり。『ウォーク・ザ・ライン』ではカントリー・ミュージックの伝説ジョニー・キャッシュ役で歌も披露し、『マグダラのマリア』ではイエス・キリスト役。『エヴァの告白』ではヒロインを売春業に追いやりながらも愛するという複雑な男、『アンダーカヴァー』では警察一家に生まれながらも裏社会で生きてきた弟、『ゴールデン・リバー』ではすご腕の殺し屋と、作品ごとに全く違う顔を見せており、ホアキンの名優たるゆえんを確認できる。

『バットマン』4部作&『ダークナイト』トリロジーも一挙放送!

ジョーカー
(c) Warner Bros. Entertainment Inc. (c) Warner Bros. Entertainment Inc. BATMAN and all related characters and elements are trademarks of and (c) DC Comics.

 7月23日(木・祝)~25日(土)の『ジョーカー』放送記念大特集では、前述のホアキン出演作のみならず、『バットマン』4部作&クリストファー・ノーラン監督の『ダークナイト』トリロジーも一挙放送! ホアキン版ジョーカーを、陽気な狂気のジャック・ニコルソン版ジョーカー(『バットマン』)、そして得体の知れない狂気をたたえたヒース・レジャー版ジョーカー(『ダークナイト』)と比較して楽しむことができる。さらには『ジョーカー』に大きな影響を与えたマーティン・スコセッシ監督の『タクシードライバー』も放送されるなど、ホアキンと『ジョーカー』の世界にどっぷりと浸れる、映画ファンなら見逃せない大ボリュームの3日間となっている。

『ジョーカー』放送記念大特集(名優ホアキン・フェニックス編/『バットマン』4部作編/『ダークナイト』トリロジー編)はWOWOWにて7月23日(木・祝)~25日(土)に放送 スケジュールはこちら>>

『ジョーカー』は吹替版も7月26日、7月30日に放送

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