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『デジモン』は涙!アニメ映画、2月の注目作は?

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 年が明け、冬クールのテレビアニメが続々と放送開始となった。1月も終わり、そろそろどの作品を継続視聴するか固まった人も多いだろう。そんな年明けの忙しさが少し落ち着いた2月、劇場で公開される注目のアニメ映画を紹介する。(編集部・吉田唯)

「デジモン」20周年作品は涙の予感!

デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆
(C) 本郷あきよし・東映アニメーション

 先月、1999年4月2日~2000年4月1日生まれの若者たちが成人式を迎えた。彼らが生まれた頃ーー1999年にはテレビアニメ「デジモンアドベンチャー」の放送がスタート。主人公・八神太一をはじめとする“選ばれし子どもたち”と、パートナーのデジモンたちの冒険物語に多くの子供たちが胸を熱くさせた。デジモンと歩んだ全ての子供たちへ捧げられるのが、2月21日公開の20周年作品『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』だ。

 新作では舞台が2010年に。10年以上が経ち、成長した太一たちとデジモンたちの最後の物語が描かれる。昨年12月に公開された予告編では、大人への階段を上っている“選ばれし子どもたち”の現在が描かれており、「いつまでも昔のままじゃいられないだろ。仲間と疎遠になることもあるさ」「大人になったらデジモンと別れなきゃいけないってことか!?」というセリフも飛び出すなど、すでに感動作の予感が漂う。

 また、オープニング曲には2016年に亡くなった歌手の和田光司さんによる「Butter-Fly」が採用された。同楽曲はテレビアニメ「デジモンアドベンチャー」の主題歌で、デジモンのトレードマークともいえる名曲。監督は「キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series」などの田口智久、脚本は「デジモンアドベンチャー」をはじめ多くの「デジモン」シリーズに参加してきた大和屋暁が手掛ける。ゲスト声優の松岡茉優小野大輔の活躍にも視線が集まりそうだ。

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ガンダム生みの親・富野由悠季が子供に向けた劇場版『G-レコ』

Gのレコンギスタ II
(C) 創通・サンライズ

 「デジモン」以上に長い歴史を誇り、ロボットアニメの金字塔として今なお愛される「機動戦士ガンダム」の生みの親・富野由悠季が手掛けた最新作『劇場版『Gのレコンギスタ II』「ベルリ 撃進」』も2月21日に公開される。

 「Gのレコンギスタ」(2014年)は、富野がガンダムのテレビアニメシリーズとして「∀ガンダム」以来およそ15年ぶりに総監督を務めた作品。同作を劇場版として再編集した5部作のうちの第2部が今回の『劇場版『Gのレコンギスタ II』「ベルリ 撃進」』で、リギルド・センチュリーという宇宙世紀終焉後の時代を生きる少年少女の冒険を追いかける。

 この世界には、キャピタル・タワーという地球上のエネルギー源を宇宙よりもたらす設備が存在する。それを守護するキャピタル・ガード養成学校の候補生が、本作の主人公ベルリだ。劇場版第1弾では彼が海賊部隊の少女アイーダや、高性能モビルスーツ「G-セルフ」と出会う始まりの物語が描かれた。

 続く今作では、ベルリたちを救出するため、恩師のデレンセンが海賊部隊のメガファウナを急襲することに。ところがベルリは恩師との対決とは知らずG-セルフで迎撃してしまう……。「未来的な問題がどこにあるのかに考えを巡らして、その解決策を考えてくださる子供たちを待ちたいのです」という富野総監督が、本作を通して子供たちにどんなメッセージを贈るのか注目だ。

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アニメ業界を赤裸々に描いた話題作が劇場版に!

SHIROBAKO
(C) 2020 劇場版「SHIROBAKO」製作委員会

 2014年10月~2015年3月、アニメーション業界の日常や実状を赤裸々に描いたテレビアニメ「SHIROBAKO」が旋風を巻き起こした。その劇場版は2月29日にスクリーンにお目見えし、完全新作ストーリーが展開される。

 制作進行、アニメーター、声優、3DCGクリエイター、脚本家志望としてアニメ業界で奮闘する5人の女性を中心としたテレビアニメ版。そこから4年後が舞台となった『劇場版 SHIROBAKO』では、武蔵野アニメーションが劇場用アニメの制作に取り組むことになる。テレビアニメ版では何度も危機を乗り越えてきた武蔵野アニメーションだが、今回も作品を無事に納品できるのか? それとも今度こそ本当に万策尽きてしまうのか?

 アニメーション制作のP.A.WORKSと監督の水島努は、テレビ版から引き続き劇場版でもタッグを組む。また、声優の佐倉綾音が声を吹き込む新キャラクター・宮井楓も登場。テレビ版ではアニメ業界の実態を描くと同時に丁寧な人間ドラマを紡ぎ出していたが、劇場版ではどんな物語が語られるのか期待が高まる。

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BLに特化!新アニメレーベル第1作

囀る鳥は羽ばたかない
(C) ヨネダコウ・大洋図書/「囀る鳥は羽ばたかない」製作委員会

 株式会社フジテレビジョンが、BL(ボーイズラブ)に特化した新アニメレーベル「BLUE LYNX」を立ち上げた。その記念すべき第1作『囀る鳥は羽ばたかない The clouds gather』が、2月15日に初日を迎える。

 原作はヨネダコウの人気BLコミックで、運命に翻弄されながらも欠落を補い合う真誠会若頭の矢代(声:新垣樽助)と彼の元にやってきた百目鬼力(声:羽多野渉)が惹かれ合っていくさまを描き出す。監督はテレビアニメ「BANANA FISH」の演出を手掛けた牧田佳織

 BLアニメ映画といえば、中村明日美子のBLコミックが基になった『同級生』(2016)が興行・観客評価ともに良い成績を残したが、現状まだ作品数が多くなく、これからの成長が注目されるジャンル。BLUE LYNX は今後も、キヅナツキのBLコミックが原作の『映画 ギヴン』、紀伊カンナの同名BLコミックをアニメ映画化する『海辺のエトランゼ』が控えている。特に『映画 ギヴン』は2019年7月~9月にフジテレビの深夜アニメ枠・ノイタミナで放送されて大人気となったテレビアニメの続編とあり、興行の行方も気になるところだ。

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